メタケイ酸マグネシウム
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メタケイ酸マグネシウム（Magnesium metasilicate）は，化学式 MgSiO3 で表される無機化合物です。
目次
名称
物質名称一覧
命名法
Nomenclature
名称
Name
- 代表的名称
- Typical name
- メタケイ酸マグネシウム
- Magnesium metasilicate
- 組成命名法
- Compositional nomenclature
- メタケイ酸マグネシウム
- Magnesium metasilicate
- ケイ酸マグネシウム
- Magnesium silicate
- 付加命名法
- Additive nomenclature
- トリオキシドケイ酸(2−)マグネシウム
- Magnesium trioxidosilicate(2−)
- catena-ポリ[(ジオキシドケイ酸-μ-オキシド)(2−)]マグネシウム
- Magnesium catena-poly[(dioxidosilicate-μ-oxido)(2−)]
- IUPAC許容慣用名
- IUPAC acceptable common names
- メタケイ酸マグネシウム
- Magnesium metasilicate
化学式と構造
化学式一覧
化学式名称
Formula name
化学式
Formula
- 代表的化学式
- Typical formula
- MgSiO3
- 組成式
- Compositional formula
- MgSiO3
- Mgn(SiO3)n
- 構造式
- Structural formula
- 構造式 (共役なし)
- Structural formula with no conjugation
- 電子式 (ルイス構造式)
- Lewis structure
- 電子式 (ルイス構造式, 色付き)
- Colored Lewis structure
物質情報
物質情報一覧
構成要素
構成イオン
イオン Ion | 名称 Name | 電荷数 Charge number | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Mg2+ | マグネシウムイオン | 2 | 1 |
| SiO32− | メタケイ酸イオン | -2 | 1 |
構成原子
原子 Atom | 名称 Name | 酸化数 Oxidation state | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Mg | マグネシウム | +2 | 1 |
| Si | ケイ素 | +4 | 1 |
| O | 酸素 | −2 | 3 |
原子の比率
原子 Atom | 原子量 Atomic weight | 個数 Number | 原子比率 Atomic ratio | 重量比率 Weight ratio |
|---|---|---|---|---|
| Mg | 24.305 | 1 | 20.00% | 24.21% |
| Si | 28.085 | 1 | 20.00% | 27.98% |
| O | 15.999 | 3 | 60.00% | 47.81% |
熱力学的性質
相転移特性
項目
Item
値
Value
標準熱力学特性
溶解度
溶解性
製法
酸と塩基の反応
酸と塩基が反応すると，メタケイ酸マグネシウムが生成する場合があります。
塩基と酸性酸化物の反応
水酸化マグネシウムと二酸化ケイ素が反応すると，メタケイ酸マグネシウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物と酸が反応すると，メタケイ酸マグネシウムが生成する場合があります。
塩基性酸化物と酸性酸化物の反応
酸化マグネシウムと二酸化ケイ素が反応すると，メタケイ酸マグネシウムが生成します。
弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩と強塩基が反応すると，メタケイ酸マグネシウムが生成する場合があります。
沈殿反応
水溶液中でマグネシウムイオンとメタケイ酸イオンが反応すると，メタケイ酸マグネシウムの沈殿が生成します。
活性金属と酸の反応
とメタケイ酸が反応すると，メタケイ酸マグネシウムとが生成します。
活性金属と酸性酸化物，水の反応
と二酸化ケイ素，水が反応すると，メタケイ酸マグネシウムとが生成します。
化学反応
電離反応
メタケイ酸マグネシウムが電離すると，マグネシウムイオンとメタケイ酸イオンが生成します。
強酸との反応
メタケイ酸マグネシウムと強酸が反応すると，強酸の塩とメタケイ酸が生成します。
還元性化学種との反応
還元性化学種とメタケイ酸マグネシウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
分解反応
メタケイ酸マグネシウムが分解すると，酸化マグネシウムと二酸化ケイ素が生成します。
参考文献
参考文献一覧
- 1James G. Speight (2017)Lange's Handbook of Chemistry, 17th editionMcGraw Hill Education
- ^ 密度, 3.192 g/cm3 - p.51
- ^ 融点, 1557 °C - p.51
- ^ 融解熱, 71 kJ · mol−1 - p.304
- ^ その他転移エンタルピー, 0.67 kJ · mol−1 - p.304
- ^ その他転移エンタルピー, 1.63 kJ · mol−1 - p.304
- ^ 溶解性, 水に不溶 - p.51
- ^ 溶解性, フッ化水素酸に難溶 - p.51
- 2Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)
