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2H2S + 2KClO3 → KHSO4 + 2HClO + KHS

硫化水素塩素酸カリウムが反応すると,硫酸水素カリウム次亜塩素酸硫化水素カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素2
還元剤
還元性
KClO3塩素酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHSO4硫酸水素カリウム1
酸化生成物
HClO次亜塩素酸2
還元生成物
KHS硫化水素カリウム1

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素塩素酸カリウムの反応
ΔrG−832.1 kJ/mol
K5.99 × 10145
pK−145.78
2H2S水溶液 (非解離状態) + 2KClO3水溶液 (解離状態)
KHSO4水溶液 (解離状態) + 2HClO水溶液 (非解離状態) + KHS水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−859.3−832.1−88
1 mol あたり
−429.6−416.1−44
1 mol あたり
−429.6−416.1−44
−859.3−832.1−88
1 mol あたり
−429.6−416.1−44
−859.3−832.1−88

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
KClO3 (cr)-397.73[1]-296.25[1]143.1[1]100.25[1]
KClO3 (ai)-356.35[1]-291.22[1]264.8[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHSO4 (cr)-1160.6[1]-1031.3[1]138.1[1]
KHSO4 (ai)-1139.72[1]-1039.18[1]234.3[1]-63[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
KHS (cr)-265.10[1]75.31[1]
KHS (ai)-269.9[1]-271.19[1]165.3[1]
KHS (cr)
0.25水和物
-337.2[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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