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3H2S + 6KClO4 → 3K2SO4 + 4HClO + 2HClO4

硫化水素過塩素酸カリウムが反応すると,硫酸カリウム次亜塩素酸過塩素酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素3
還元剤
還元性
KClO4過塩素酸カリウム6
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2SO4硫酸カリウム3
酸化生成物
HClO次亜塩素酸4
還元生成物
HClO4過塩素酸2

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素過塩素酸カリウムの反応
ΔrG−2435.6 kJ/mol
K5.00 × 10426
pK−426.70
3H2S水溶液 (非解離状態) + 6KClO4水溶液 (解離状態)
3K2SO4水溶液 (解離状態) + 4HClO水溶液 (非解離状態) + 2HClO4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2575.0−2435.6−463
1 mol あたり
−858.33−811.87−154
−429.17−405.93−77.2
1 mol あたり
−858.33−811.87−154
1 mol あたり
−643.75−608.90−116
1 mol あたり
−1287.5−1217.8−232

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
KClO4 (cr)-432.75[1]-303.09[1]151.0[1]112.38[1]
KClO4 (ai)-381.71[1]-291.79[1]284.5[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2SO4 (cr)-1437.79[1]-1321.37[1]175.56[1]131.46[1]
K2SO4 (g)-1096[1]-1033[1]364[1]108.8[1]
K2SO4 (ai)-1414.02[1]-1311.07[1]225.1[1]-251[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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