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H2S + 6NH4ClO4 → (NH4)2SO4 + 4NH4ClO3 + 2HClO4

硫化水素過塩素酸アンモニウムが反応すると,硫酸アンモニウム塩素酸アンモニウム過塩素酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素1
還元剤
還元性
NH4ClO4過塩素酸アンモニウム6
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2SO4硫酸アンモニウム1
酸化生成物
NH4ClO3塩素酸アンモニウム4
還元生成物
HClO4過塩素酸2

熱力学的変化

水溶液における変化

硫化水素過塩素酸アンモニウムの反応
ΔrG−714.41 kJ/mol
K1.44 × 10125
pK−125.16
H2S水溶液 (非解離状態) + 6NH4ClO4水溶液 (解離状態)
(NH4)2SO4水溶液 (解離状態) + 4NH4ClO3水溶液 (解離状態) + 2HClO4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−768.2−714.41−180
1 mol あたり
−768.2−714.41−180
−128.0−119.07−30.0
−768.2−714.41−180
−192.1−178.60−45.0
1 mol あたり
−384.1−357.20−90.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
NH4ClO4 (cr)-295.31[1]-88.75[1]186.2[1]
NH4ClO4 (ai)-261.83[1]-87.83[1]295.4[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2SO4 (cr)-1180.85[1]-901.67[1]220.1[1]187.49[1]
(NH4)2SO4 (ai)-1174.28[1]-903.14[1]246.9[1]-133.1[1]
NH4ClO3 (ai)-236.48[1]-87.26[1]275.7[1]
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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