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BaO + H2SO3 → BaSO3↓ + H2O

酸化バリウム亜硫酸が反応すると,亜硫酸バリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
強塩基性酸化物と弱酸の反応
強塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 弱酸ブレンステッド酸
弱酸と強塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸
沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaO酸化バリウム1
ブレンステッド塩基
ルイス酸
塩基性酸化物
強塩基性酸化物
水に可溶
H2SO3亜硫酸1
ブレンステッド酸
ルイス塩基
弱酸
水に可溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaSO3亜硫酸バリウム1
共役塩基
ルイス共役体
弱酸と強塩基の塩
水に難溶
H2O1
共役酸
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化バリウム亜硫酸の反応
BaO結晶性固体 + H2SO3水溶液 (非解離状態)
BaSO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−303.0
1 mol あたり
−303.0
1 mol あたり
−303.0
1 mol あたり
−303.0
1 mol あたり
−303.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaO (cr)-553.5[1]-525.1[1]70.42[1]47.78[1]
BaO (g)-117[1]33.1[1]
H2SO3 (ao)-608.81[1]-537.81[1]232.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaSO3 (cr)-1179.5[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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