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2Hg + Cl2 → Hg2Cl2

水銀塩素が反応すると,塩化水銀(I)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
金属と非金属の反応
金属還元剤 + 非金属酸化剤
二元化合物酸化還元生成物

各原子の酸化数

水銀塩素の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Hg水銀2
還元剤
被酸化性
金属
Cl2塩素1
酸化剤
酸化性
非金属

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Hg2Cl2塩化水銀(I)1
酸化還元生成物
二元化合物

熱力学的変化

標準状態における変化

水銀塩素の反応
ΔrG−210.745 kJ/mol
K8.34 × 1036
pK−36.92
2Hg液体 + Cl2気体
Hg2Cl2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−265.22−210.745−182.6
1 mol あたり
−132.61−105.373−91.30
1 mol あたり
−265.22−210.745−182.6
1 mol あたり
−265.22−210.745−182.6

水溶液における変化

水銀塩素の反応
ΔrG−296.3 kJ/mol
K8.12 × 1051
pK−51.91
2Hg水溶液 (非解離状態) + Cl2水溶液 (非解離状態)
Hg2Cl2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−317.2−296.3−71
1 mol あたり
−158.6−148.2−36
1 mol あたり
−317.2−296.3−71
1 mol あたり
−317.2−296.3−71

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Hg (cr)
Hg (l)0[1]0[1]76.02[1]27.983[1]
Hg (g)61.317[1]31.820[1]174.96[1]20.786[1]
Hg (ao)37.7[1]39.3[1]71[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Hg2Cl2 (cr)-265.22[1]-210.745[1]192.5[1]
* (cr):結晶性固体

参考文献

参考文献一覧

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