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2HCl + Sn(OH)2 → SnCl2 + 2H2O

塩化水素水酸化スズ(II)が反応すると,塩化スズ(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸と塩基の反応
ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)(共役酸)
酸と水酸化物塩基の反応
ブレンステッド酸 + 水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + H2O共役酸
強酸と弱塩基の反応
強酸ブレンステッド酸 + 弱塩基ブレンステッド塩基
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + (H2O)(共役酸)
酸と両性水酸化物の反応
ブレンステッド酸 + 両性水酸化物ブレンステッド塩基
弱塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸
強酸と両性水酸化物の反応
強酸ブレンステッド酸 + 両性水酸化物ブレンステッド塩基
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素2
ブレンステッド酸
強酸
Sn(OH)2水酸化スズ(II)1
ブレンステッド塩基
塩基
水酸化物塩基
弱塩基
両性水酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnCl2塩化スズ(II)1
共役塩基
強酸と弱塩基の塩
弱塩基の塩
H2O2
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化水素水酸化スズ(II)の反応
2HCl気体 + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
SnCl2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−151.0
1 mol あたり
−75.50
1 mol あたり
−151.0
1 mol あたり
−151.0
1 mol あたり
−75.50

水溶液における変化

塩化水素水酸化スズ(II)の反応
2HCl水溶液 (解離状態) + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
SnCl2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1.3
1 mol あたり
−0.65
1 mol あたり
−1.3
1 mol あたり
−1.3
1 mol あたり
−0.65

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
Sn(OH)2 (cr)
沈殿物
-561.1[1]-491.6[1]155[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnCl2 (cr)-325.1[1]
SnCl2 (cr)
2水和物
-921.3[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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