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6HClO2 🔥|🕒→ 3Cl2O↑ + 3H2O + 2O3

亜塩素酸が分解すると,一酸化二塩素オゾンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
自発分解 (酸化還元反応)
自発分解性物質自己酸化還元剤
🕒
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

亜塩素酸の分解

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO2亜塩素酸6
自己酸化還元剤
熱分解性
自発分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cl2O一酸化二塩素3
還元生成物
H2O3
O3オゾン2
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

亜塩素酸の分解
ΔrG−126.7 kJ/mol
K1.57 × 1022
pK−22.20
6HClO2水溶液 (非解離状態)
🔥|🕒
3Cl2O気体 + 3H2O液体 + 2O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−19.8−126.7356.4
1 mol あたり
−3.30−21.1259.40
1 mol あたり
−6.60−42.23118.8
1 mol あたり
−6.60−42.23118.8
1 mol あたり
−9.90−63.35178.2

標準状態における変化 (2)

亜塩素酸の分解
ΔrG−104.9 kJ/mol
K2.39 × 1018
pK−18.38
6HClO2水溶液 (非解離状態)
🔥|🕒
3Cl2O気体 + 3H2O液体 + 2O3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−53.4−104.9171
1 mol あたり
−8.90−17.4828.5
1 mol あたり
−17.8−34.9757.0
1 mol あたり
−17.8−34.9757.0
1 mol あたり
−26.7−52.4585.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
O3 (g)142.7[1]163.2[1]238.93[1]39.20[1]
O3 (ao)125.9[1]174.1[1]146[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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