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7HClO2 🔥→ 3HClO4 + 2Cl2O↑ + 2H2

亜塩素酸が分解すると,過塩素酸一酸化二塩素水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

亜塩素酸の分解

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO2亜塩素酸7
酸化剤
熱分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO4過塩素酸3
酸化生成物
Cl2O一酸化二塩素2
還元生成物
H2水素2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

亜塩素酸の分解
ΔrG128.9 kJ/mol
K0.26 × 10−22
pK22.58
7HClO2水溶液 (非解離状態)
🔥
3HClO4水溶液 (解離状態) + 2Cl2O気体 + 2H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
135.9128.921.7
1 mol あたり
19.4118.413.10
1 mol あたり
45.3042.977.23
1 mol あたり
67.9564.4510.8
1 mol あたり
67.9564.4510.8

標準状態における変化 (2)

亜塩素酸の分解
ΔrG164.1 kJ/mol
K0.18 × 10−28
pK28.75
7HClO2水溶液 (非解離状態)
🔥
3HClO4水溶液 (解離状態) + 2Cl2O気体 + 2H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
127.5164.1914
1 mol あたり
18.2123.44131
1 mol あたり
42.5054.70305
1 mol あたり
63.7582.05457
1 mol あたり
63.7582.05457

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (l):液体, (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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