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SnS + 2KOH 🔥→ K2S + Sn(OH)2

硫化スズ(II)水酸化カリウムが反応すると,硫化カリウム水酸化スズ(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
強塩基の塩共役酸 + 弱塩基共役塩基 + (H2O)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnS硫化スズ(II)1
ブレンステッド酸
弱塩基の塩
KOH水酸化カリウム2
ブレンステッド塩基
強塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2S硫化カリウム1
共役酸
強塩基の塩
Sn(OH)2水酸化スズ(II)1
共役塩基
弱塩基

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化スズ(II)水酸化カリウムの反応
ΔrG0.9 kJ/mol
K0.70 × 100
pK0.16
SnS結晶性固体 + 2KOH結晶性固体
🔥
K2S結晶性固体 + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
80.925
1 mol あたり
80.9025
1 mol あたり
40.4513
1 mol あたり
80.9025
1 mol あたり
80.9025

水溶液における変化

硫化スズ(II)水酸化カリウムの反応
ΔrG7.0 kJ/mol
K0.59 × 10−1
pK1.23
SnS結晶性固体 + 2KOH水溶液 (解離状態)
🔥
K2S水溶液 (解離状態) + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
327.085
1 mol あたり
327.085
1 mol あたり
163.543
1 mol あたり
327.085
1 mol あたり
327.085

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnS (cr)-100[1]-98.3[1]77.0[1]49.25[1]
SnS (g)119.2[1]
KOH (cr)-424.764[1]-379.08[1]78.9[1]64.9[1]
KOH (g)-231.0[1]-232.6[1]238.3[1]49.20[1]
KOH (ai)-482.37[1]-440.50[1]91.6[1]-126.8[1]
KOH (cr)
1水和物
-748.9[1]-645.1[1]117.2[1]
KOH (cr)
2水和物
-1051.0[1]-887.3[1]150.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
Sn(OH)2 (cr)
沈殿物
-561.1[1]-491.6[1]155[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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