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3K2S2O3 + 10e → 3K2O + 4S2− + S2O62−

チオ硫酸カリウムの還元
3K2S2O3チオ硫酸カリウム + 10e電子
3K2O酸化カリウム + 4S2−硫化物イオン + S2O62−ジチオン酸イオン

チオ硫酸カリウムを還元すると,酸化カリウム硫化物イオンジチオン酸イオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

チオ硫酸カリウムの還元
3K2S2O3チオ硫酸カリウム + 10e電子
3K2O酸化カリウム + 4S2−硫化物イオン + S2O62−ジチオン酸イオン

一般反応式

還元可能化学種の還元
反応物酸化剤 + e
生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2S2O3チオ硫酸カリウム3
酸化剤
e電子10
電子

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2O酸化カリウム3
S2−硫化物イオン4
還元生成物
S2O62−ジチオン酸イオン1

熱力学的変化

標準状態における変化

チオ硫酸カリウムの還元
3K2S2O3水溶液 (解離状態) + 10e
3K2O結晶性固体 + 4S2−水溶液 (非解離状態) + S2O62−水溶液
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1320.3
440.10
電子
1 mol あたり
132.03
1 mol あたり
440.10
硫化物イオン
1 mol あたり
330.07
ジチオン酸イオン
1 mol あたり
1320.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2S2O3 (cr)-1173.6[1]
K2S2O3 (ai)-1156.9[1]-1089.0[1]272[1]
K2S2O3 (cr)
1水和物
-1464.8[1]
e
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2O (cr)-361.5[1]-322.1[2]94.1[2]83.7[2]
K2O (g)-63[1]
S2− (ao)33.1[1]85.8[1]-14.6[1]
S2O62− (aq)-1198.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (aq):水溶液

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education