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KNO3 + 2H2O 💧⚡→ KOH + NH3↑ + 2O2

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)

硝酸カリウム水溶液を電気分解すると,水酸化カリウムアンモニア酸素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=還元剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶酸化剤 + H2O還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KNO3硝酸カリウム1
酸化剤
水に易溶
H2O2
還元剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KOH水酸化カリウム1
NH3アンモニア1
還元生成物
O2酸素2
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG473.59 kJ/mol
K0.11 × 10−82
pK82.97
KNO3結晶性固体 + 2H2O液体
💧⚡
KOH結晶性固体 + NH3気体 + 2O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
595.42473.59408.8−88.3
1 mol あたり
595.42473.59408.8−88.3
1 mol あたり
297.71236.79204.4−44.1
1 mol あたり
595.42473.59408.8−88.3
1 mol あたり
595.42473.59408.8−88.3
1 mol あたり
297.71236.79204.4−44.1

水溶液における変化 (1)

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG411.84 kJ/mol
K0.71 × 10−72
pK72.15
KNO3水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
KOH水溶液 (解離状態) + NH3気体 + 2O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
502.92411.84305.6−118.7
1 mol あたり
502.92411.84305.6−118.7
1 mol あたり
251.46205.92152.8−59.35
1 mol あたり
502.92411.84305.6−118.7
1 mol あたり
502.92411.84305.6−118.7
1 mol あたり
251.46205.92152.8−59.35

水溶液における変化 (2)

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG444.6 kJ/mol
K0.13 × 10−77
pK77.89
KNO3水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
KOH水溶液 (解離状態) + NH3気体 + 2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
479.5444.6117.1
1 mol あたり
479.5444.6117.1
1 mol あたり
239.8222.358.55
1 mol あたり
479.5444.6117.1
1 mol あたり
479.5444.6117.1
1 mol あたり
239.8222.358.55

水溶液における変化 (3)

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG401.79 kJ/mol
K0.41 × 10−70
pK70.39
KNO3水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
KOH水溶液 (解離状態) + NH3水溶液 (非解離状態) + 2O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
468.74401.79224.5
1 mol あたり
468.74401.79224.5
1 mol あたり
234.37200.90112.3
1 mol あたり
468.74401.79224.5
1 mol あたり
468.74401.79224.5
1 mol あたり
234.37200.90112.3

水溶液における変化 (4)

硝酸カリウム水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG434.6 kJ/mol
K0.73 × 10−76
pK76.14
KNO3水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
KOH水溶液 (解離状態) + NH3水溶液 (非解離状態) + 2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
445.3434.636.0
1 mol あたり
445.3434.636.0
1 mol あたり
222.7217.318.0
1 mol あたり
445.3434.636.0
1 mol あたり
445.3434.636.0
1 mol あたり
222.7217.318.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KNO3 (cr)-494.63[1]-394.86[1]133.05[1]96.40[1]
KNO3 (ai)-459.74[1]-394.53[1]248.9[1]-64.9[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KOH (cr)-424.764[1]-379.08[1]78.9[1]64.9[1]
KOH (g)-231.0[1]-232.6[1]238.3[1]49.20[1]
KOH (ai)-482.37[1]-440.50[1]91.6[1]-126.8[1]
KOH (cr)
1水和物
-748.9[1]-645.1[1]117.2[1]
KOH (cr)
2水和物
-1051.0[1]-887.3[1]150.6[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)