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4FeO + 3K2[PtCl6] → 4FeCl3 + 2O2↑ + 3Pt + 6KCl

酸化鉄(II)ヘキサクロリド白金(IV)カリウムが反応すると,塩化鉄(III)酸素白金塩化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)4
還元剤
被酸化性
K2[PtCl6]ヘキサクロリド白金(IV)カリウム3
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCl3塩化鉄(III)4
酸化生成物
O2酸素2
酸化生成物
Pt白金3
還元生成物
KCl塩化カリウム6

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化鉄(II)ヘキサクロリド白金(IV)カリウムの反応
4FeO結晶性固体 + 3K2[PtCl6]結晶性固体
4FeCl3結晶性固体 + 2O2気体 + 3Pt結晶性固体 + 6KCl結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
557.5
1 mol あたり
139.4
185.8
1 mol あたり
139.4
1 mol あたり
278.8
1 mol あたり
185.8
1 mol あたり
92.92

水溶液における変化 (1)

酸化鉄(II)ヘキサクロリド白金(IV)カリウムの反応
4FeO結晶性固体 + 3K2[PtCl6]水溶液 (解離状態)
4FeCl3水溶液 (非解離状態) + 2O2気体 + 3Pt結晶性固体 + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (2)

酸化鉄(II)ヘキサクロリド白金(IV)カリウムの反応
4FeO結晶性固体 + 3K2[PtCl6]水溶液 (解離状態)
4FeCl3水溶液 (非解離状態) + 2O2水溶液 (非解離状態) + 3Pt結晶性固体 + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (3)

酸化鉄(II)ヘキサクロリド白金(IV)カリウムの反応
4FeO結晶性固体 + 3K2[PtCl6]水溶液 (解離状態)
4FeCl3水溶液 (解離状態) + 2O2気体 + 3Pt結晶性固体 + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−111.6
1 mol あたり
−27.90
−37.20
1 mol あたり
−27.90
1 mol あたり
−55.80
1 mol あたり
−37.20
1 mol あたり
−18.60

水溶液における変化 (4)

酸化鉄(II)ヘキサクロリド白金(IV)カリウムの反応
4FeO結晶性固体 + 3K2[PtCl6]水溶液 (解離状態)
4FeCl3水溶液 (解離状態) + 2O2水溶液 (非解離状態) + 3Pt結晶性固体 + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−135.0
1 mol あたり
−33.75
−45.00
1 mol あたり
−33.75
1 mol あたり
−67.50
1 mol あたり
−45.00
1 mol あたり
−22.50

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
K2[PtCl6] (cr)-1229.3[1]-1078.5[1]333.9[1]205.60[1]
K2[PtCl6] (ai)-1172.8[1]-1049.2[1]424.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCl3 (cr)-399.49[1]-334.00[1]142.3[1]96.65[1]
FeCl3 (g)-254.0[1]
FeCl3 (ai)-550.2[1]-398.3[1]-146.4[1]
FeCl3 (ao)-404.5[1]
FeCl3 (cr)
6水和物
-2223.8[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
Pt (cr)0[1]0[1]41.63[1]25.86[1]
Pt (g)565.3[1]520.5[1]192.406[1]25.531[1]
KCl (cr)-436.747[1]-409.14[1]82.59[1]51.30[1]
KCl (g)-214.14[1]-233.0[1]239.10[1]36.48[1]
KCl (ai)-419.53[1]-414.49[1]159.0[1]-114.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)