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9SnS + 2KMnO4 → 4SnS2 + Mn2O3 + K2S + 5SnO

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムが反応すると,硫化スズ(IV)酸化マンガン(III)硫化カリウム酸化スズ(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnS硫化スズ(II)9
還元剤
還元性
KMnO4過マンガン酸カリウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnS2硫化スズ(IV)4
酸化生成物
Mn2O3酸化マンガン(III)1
還元生成物
K2S硫化カリウム1
SnO酸化スズ(II)5

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
9SnS結晶性固体 + 2KMnO4結晶性固体
4SnS2結晶性固体 + Mn2O3結晶性固体 + K2S結晶性固体 + 5SnO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−189
1 mol あたり
−21.0
−94.5
1 mol あたり
−47.3
−189
1 mol あたり
−189
1 mol あたり
−37.8

水溶液における変化

硫化スズ(II)過マンガン酸カリウムの反応
9SnS結晶性固体 + 2KMnO4水溶液 (解離状態)
4SnS2結晶性固体 + Mn2O3結晶性固体 + K2S水溶液 (解離状態) + 5SnO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−347.4
1 mol あたり
−38.60
−173.7
1 mol あたり
−86.85
−347.4
1 mol あたり
−347.4
1 mol あたり
−69.48

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnS (cr)-100[1]-98.3[1]77.0[1]49.25[1]
SnS (g)119.2[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnS2 (cr)87.4[1]70.12[1]
Mn2O3 (cr)-959.0[1]-881.1[1]110.5[1]107.65[1]
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
SnO (cr)-285.8[1]-256.9[1]56.5[1]44.31[1]
SnO (g)15.1[1]-8.4[1]232.11[1]31.59[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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