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H2 + 2AgI → 2Ag + 2HI

水素ヨウ化銀(I)が反応すると,ヨウ化水素が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素1
還元剤
還元性
AgIヨウ化銀(I)2
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2
還元生成物
HIヨウ化水素2
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素ヨウ化銀(I)の反応
ΔrG135.78 kJ/mol
K0.16 × 10−23
pK23.79
H2気体 + 2AgI結晶性固体
2Ag結晶性固体 + 2HI気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
176.64135.78136.6−33.45
1 mol あたり
176.64135.78136.6−33.45
1 mol あたり
88.32067.89068.30−16.73
1 mol あたり
88.32067.89068.30−16.73
1 mol あたり
88.32067.89068.30−16.73

水溶液における変化 (1)

水素ヨウ化銀(I)の反応
ΔrG−65.2 kJ/mol
K2.65 × 1011
pK−11.42
H2水溶液 (非解離状態) + 2AgI水溶液 (解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2HI気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−43.6−65.2−447
1 mol あたり
−43.6−65.2−447
1 mol あたり
−21.8−32.6−224
1 mol あたり
−21.8−32.6−224
1 mol あたり
−21.8−32.6−224

水溶液における変化 (2)

水素ヨウ化銀(I)の反応
ΔrG−171.8 kJ/mol
K1.25 × 1030
pK−30.10
H2水溶液 (非解離状態) + 2AgI水溶液 (解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−206.9−171.8−638
1 mol あたり
−206.9−171.8−638
1 mol あたり
−103.5−85.90−319
1 mol あたり
−103.5−85.90−319
1 mol あたり
−103.5−85.90−319

水溶液における変化 (3)

水素ヨウ化銀(I)の反応
ΔrG10.0 kJ/mol
K0.18 × 10−1
pK1.75
H2水溶液 (非解離状態) + 2AgI水溶液 (非解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2HI気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
10.0
1 mol あたり
10.0
1 mol あたり
5.00
1 mol あたり
5.00
1 mol あたり
5.00

水溶液における変化 (4)

水素ヨウ化銀(I)の反応
ΔrG−96.5 kJ/mol
K8.06 × 1016
pK−16.91
H2水溶液 (非解離状態) + 2AgI水溶液 (非解離状態)
2Ag結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−96.5
1 mol あたり
−96.5
1 mol あたり
−48.3
1 mol あたり
−48.3
1 mol あたり
−48.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
AgI (cr)-61.84[1]-66.19[1]115.5[1]56.82[1]
AgI (ai)50.38[1]25.52[1]184.1[1]-120.5[1]
AgI (ao)-12.1[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag (cr)0[1]0[1]42.55[1]25.351[1]
Ag (g)284.55[1]245.65[1]172.997[1]20.786[1]
HI (g)26.48[1]1.70[1]206.594[1]29.158[1]
HI (ai)-55.19[1]-51.57[1]111.3[1]-142.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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