You-iggy

16FeCl2 + 6KMnO4 → 8Fe2O3 + 7Cl2↑ + 6MnCl2 + 6KCl

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムが反応すると,酸化鉄(III)塩素塩化マンガン(II)塩化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCl2塩化鉄(II)16
還元剤
被酸化性
KMnO4過マンガン酸カリウム6
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2O3酸化鉄(III)8
酸化生成物
Cl2塩素7
酸化生成物
MnCl2塩化マンガン(II)6
還元生成物
KCl塩化カリウム6

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−1773.0 kJ/mol
K4.13 × 10310
pK−310.62
16FeCl2結晶性固体 + 6KMnO4結晶性固体
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2気体 + 6MnCl2結晶性固体 + 6KCl結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1610.0−1773.0548.18−118.29
1 mol あたり
−100.63−110.8134.261−7.3931
−268.33−295.5091.363−19.715
1 mol あたり
−201.25−221.6368.522−14.786
1 mol あたり
−230.00−253.2978.311−16.899
1 mol あたり
−268.33−295.5091.363−19.715
1 mol あたり
−268.33−295.5091.363−19.715

水溶液における変化 (1)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−2520.7 kJ/mol
K4.05 × 10441
pK−441.61
16FeCl2水溶液 (非解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2気体 + 6MnCl2水溶液 (解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2520.7
1 mol あたり
−157.54
−420.12
1 mol あたり
−315.09
1 mol あたり
−360.10
1 mol あたり
−420.12
1 mol あたり
−420.12

水溶液における変化 (2)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−2527.9 kJ/mol
K7.39 × 10442
pK−442.87
16FeCl2水溶液 (非解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2気体 + 6MnCl2水溶液 (非解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2527.9
1 mol あたり
−157.99
−421.32
1 mol あたり
−315.99
1 mol あたり
−361.13
1 mol あたり
−421.32
1 mol あたり
−421.32

水溶液における変化 (3)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−2472.2 kJ/mol
K1.29 × 10433
pK−433.11
16FeCl2水溶液 (非解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2水溶液 (非解離状態) + 6MnCl2水溶液 (解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2472.2
1 mol あたり
−154.51
−412.03
1 mol あたり
−309.02
1 mol あたり
−353.17
1 mol あたり
−412.03
1 mol あたり
−412.03

水溶液における変化 (4)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−2479.4 kJ/mol
K2.36 × 10434
pK−434.37
16FeCl2水溶液 (非解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2水溶液 (非解離状態) + 6MnCl2水溶液 (非解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2479.4
1 mol あたり
−154.96
−413.23
1 mol あたり
−309.93
1 mol あたり
−354.20
1 mol あたり
−413.23
1 mol あたり
−413.23

水溶液における変化 (5)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−1524.9 kJ/mol
K1.42 × 10267
pK−267.15
16FeCl2水溶液 (解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2気体 + 6MnCl2水溶液 (解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−903.9−1524.92081.1
1 mol あたり
−56.49−95.306130.07
−150.7−254.15346.85
1 mol あたり
−113.0−190.61260.14
1 mol あたり
−129.1−217.84297.30
1 mol あたり
−150.7−254.15346.85
1 mol あたり
−150.7−254.15346.85

水溶液における変化 (6)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−1532.1 kJ/mol
K2.58 × 10268
pK−268.41
16FeCl2水溶液 (解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2気体 + 6MnCl2水溶液 (非解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1532.1
1 mol あたり
−95.756
−255.35
1 mol あたり
−191.51
1 mol あたり
−218.87
1 mol あたり
−255.35
1 mol あたり
−255.35

水溶液における変化 (7)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−1476.3 kJ/mol
K4.33 × 10258
pK−258.64
16FeCl2水溶液 (解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2水溶液 (非解離状態) + 6MnCl2水溶液 (解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1067.7−1476.31367
1 mol あたり
−66.731−92.26985.44
−177.95−246.05227.8
1 mol あたり
−133.46−184.54170.9
1 mol あたり
−152.53−210.90195.3
1 mol あたり
−177.95−246.05227.8
1 mol あたり
−177.95−246.05227.8

水溶液における変化 (8)

塩化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−1483.5 kJ/mol
K7.91 × 10259
pK−259.90
16FeCl2水溶液 (解離状態) + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7Cl2水溶液 (非解離状態) + 6MnCl2水溶液 (非解離状態) + 6KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1483.5
1 mol あたり
−92.719
−247.25
1 mol あたり
−185.44
1 mol あたり
−211.93
1 mol あたり
−247.25
1 mol あたり
−247.25

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCl2 (cr)-341.79[1]-302.30[1]117.95[1]76.65[1]
FeCl2 (g)-148.5[1]
FeCl2 (ai)-423.4[1]-341.34[1]-24.7[1]
FeCl2 (ao)-279.1[1]
FeCl2 (cr)
2水和物
-953.1[1]
FeCl2 (cr)
4水和物
-1549.3[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
MnCl2 (cr)-481.29[1]-440.50[1]118.24[1]72.93[1]
MnCl2 (g)-263.6[1]
MnCl2 (ai)-555.05[1]-490.8[1]38.9[1]-222[1]
MnCl2 (ao)-492.0[1]
MnCl2 (cr)
1水和物
-789.9[1]-696.1[1]174.1[1]
MnCl2 (cr)
2水和物
-1092.0[1]-942.1[1]218.8[1]
MnCl2 (cr)
4水和物
-1687.4[1]-1423.6[1]303.3[1]
KCl (cr)-436.747[1]-409.14[1]82.59[1]51.30[1]
KCl (g)-214.14[1]-233.0[1]239.10[1]36.48[1]
KCl (ai)-419.53[1]-414.49[1]159.0[1]-114.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)