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4Ca(ClO)2 + 6HI → Ca(ClO4)2 + 3CaI2 + 6HCl

次亜塩素酸カルシウムヨウ化水素が反応すると,過塩素酸カルシウムヨウ化カルシウム塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム4
自己酸化還元性
HIヨウ化水素6

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO4)2過塩素酸カルシウム1
酸化生成物
CaI2ヨウ化カルシウム3
HCl塩化水素6
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウムヨウ化水素の反応
4Ca(ClO)2水溶液 + 6HI水溶液 (解離状態)
Ca(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 3CaI2水溶液 (解離状態) + 6HCl気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
33.8
8.45
1 mol あたり
5.63
33.8
11.3
1 mol あたり
5.63

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウムヨウ化水素の反応
4Ca(ClO)2水溶液 + 6HI水溶液 (解離状態)
Ca(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 3CaI2水溶液 (解離状態) + 6HCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−415.3
−103.8
1 mol あたり
−69.22
−415.3
−138.4
1 mol あたり
−69.22

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
HI (g)26.48[1]1.70[1]206.594[1]29.158[1]
HI (ai)-55.19[1]-51.57[1]111.3[1]-142.3[1]
* (aq):水溶液, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO4)2 (cr)-736.76[1]
Ca(ClO4)2 (ai)-801.49[1]-570.62[1]310.9[1]
Ca(ClO4)2 (cr)
4水和物
-1948.9[1]-1476.47[1]433.5[1]
CaI2 (cr)-533.5[1]-528.9[1]142[1]
CaI2 (g)-272[1]
CaI2 (ai)-653.21[1]-656.72[1]169.5[1]
CaI2 (cr)
8水和物
-2929.6[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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