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10FeO + Ni(NO3)2 + H2O → 5Fe2O3 + N2↑ + Ni(OH)2

酸化鉄(II)硝酸ニッケル(II)が反応すると,酸化鉄(III)窒素水酸化ニッケル(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応 (中性条件下)
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

酸化鉄(II)硝酸ニッケル(II)の反応 (中性条件下)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)10
還元剤
被酸化性
Ni(NO3)2硝酸ニッケル(II)1
酸化剤
酸化性
H2O1

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2O3酸化鉄(III)5
酸化生成物
N2窒素1
還元生成物
Ni(OH)2水酸化ニッケル(II)1

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化鉄(II)硝酸ニッケル(II)の反応 (中性条件下)
10FeO結晶性固体 + Ni(NO3)2結晶性固体 + H2O液体
5Fe2O3結晶性固体 + N2気体 + Ni(OH)2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1229.8
1 mol あたり
−122.98
1 mol あたり
−1229.8
1 mol あたり
−1229.8
1 mol あたり
−245.96
1 mol あたり
−1229.8
−1229.8

水溶液における変化

酸化鉄(II)硝酸ニッケル(II)の反応 (中性条件下)
10FeO結晶性固体 + Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + H2O液体
5Fe2O3結晶性固体 + N2気体 + Ni(OH)2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1176.3
1 mol あたり
−117.63
1 mol あたり
−1176.3
1 mol あたり
−1176.3
1 mol あたり
−235.26
1 mol あたり
−1176.3
−1176.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)-415.1[1]
Ni(NO3)2 (ai)-468.6[1]-268.5[1]164.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)
3水和物
-1326.3[1]
Ni(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.7[1]464[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
Ni(OH)2 (cr)-529.7[1]-447.2[1]88[1]
Ni(OH)2 (ai)-513.8[1]-360.2[1]-150.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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