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3Ni(NO3)2 + 12H2O 💧⚡→ 3Ni(OH)2 + 6NH3↑ + 8O3

硝酸ニッケル(II)水溶液を電気分解すると,水酸化ニッケル(II)アンモニアオゾンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=還元剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶酸化剤 + H2O還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ni(NO3)2硝酸ニッケル(II)3
酸化剤
水に易溶
H2O12
還元剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ni(OH)2水酸化ニッケル(II)3
NH3アンモニア6
還元生成物
O3オゾン8
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
3Ni(NO3)2結晶性固体 + 12H2O液体
💧⚡
3Ni(OH)2結晶性固体 + 6NH3気体 + 8O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
3951.1
1 mol あたり
1317.0
1 mol あたり
329.26
1317.0
1 mol あたり
658.52
1 mol あたり
493.89

水溶液における変化 (1)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG3516.3 kJ/mol
K0.94 × 10−616
pK616.03
3Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 12H2O液体
💧⚡
3Ni(OH)2結晶性固体 + 6NH3気体 + 8O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
4111.63516.31999
1 mol あたり
1370.51172.1666.3
1 mol あたり
342.63293.03166.6
1370.51172.1666.3
1 mol あたり
685.27586.05333.2
1 mol あたり
513.95439.54249.9

水溶液における変化 (2)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG3603.5 kJ/mol
K0.49 × 10−631
pK631.31
3Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 12H2O液体
💧⚡
3Ni(OH)2結晶性固体 + 6NH3気体 + 8O3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
3977.23603.51256
1 mol あたり
1325.71201.2418.7
1 mol あたり
331.43300.29104.7
1325.71201.2418.7
1 mol あたり
662.87600.58209.3
1 mol あたり
497.15450.44157.0

水溶液における変化 (3)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG3456.0 kJ/mol
K0.34 × 10−605
pK605.47
3Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 12H2O液体
💧⚡
3Ni(OH)2結晶性固体 + 6NH3水溶液 (非解離状態) + 8O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
3906.53456.01512
1 mol あたり
1302.21152.0504.0
1 mol あたり
325.54288.00126.0
1302.21152.0504.0
1 mol あたり
651.08576.00252.0
1 mol あたり
488.31432.00189.0

水溶液における変化 (4)

硝酸ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG3543.2 kJ/mol
K0.18 × 10−620
pK620.74
3Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + 12H2O液体
💧⚡
3Ni(OH)2結晶性固体 + 6NH3水溶液 (非解離状態) + 8O3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
3772.13543.2769
1 mol あたり
1257.41181.1256
1 mol あたり
314.34295.2764.1
1257.41181.1256
1 mol あたり
628.68590.53128
1 mol あたり
471.51442.9096.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ni(NO3)2 (cr)-415.1[1]
Ni(NO3)2 (ai)-468.6[1]-268.5[1]164.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)
3水和物
-1326.3[1]
Ni(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.7[1]464[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ni(OH)2 (cr)-529.7[1]-447.2[1]88[1]
Ni(OH)2 (ai)-513.8[1]-360.2[1]-150.2[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
O3 (g)142.7[1]163.2[1]238.93[1]39.20[1]
O3 (ao)125.9[1]174.1[1]146[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1