You-iggy

2Ag2CrO4 → Ag2O2 + 2CrO3 + 2Ag+ + 2e

クロム酸銀(I)を酸化すると,酸化銀(I,III)酸化クロム(VI)銀(I)イオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸化可能化学種の酸化
反応物還元剤
生成物酸化生成物 + e

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2CrO4クロム酸銀(I)2
還元剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2O2酸化銀(I,III)1
酸化生成物
CrO3酸化クロム(VI)2
Ag+銀(I)イオン2
e電子2
電子

熱力学的変化

標準状態における変化

クロム酸銀(I)の酸化
2Ag2CrO4水溶液 (解離状態)
Ag2O2結晶性固体 + 2CrO3結晶性固体 + 2Ag+水溶液 (非解離状態) + 2e
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
347.8
1 mol あたり
173.9
1 mol あたり
347.8
1 mol あたり
173.9
銀(I)イオン
1 mol あたり
173.9
電子
1 mol あたり
173.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2CrO4 (cr)-731.74[1]-641.76[1]217.6[1]142.26[1]
Ag2CrO4 (ai)-669.98[1]-573.52[1]195.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2O2 (cr)-24.3[1]27.6[1]117[1]88[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
Ag+ (g)1021.73[1]
Ag+ (ao)105.579[1]77.107[1]72.68[1]21.8[1]
e
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1