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SnO + 2HI → SnI2 + H2O

酸化スズ(II)ヨウ化水素が反応すると,ヨウ化スズ(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
弱塩基性酸化物と強酸の反応
弱塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸
両性酸化物と酸の反応
両性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
両性酸化物と強酸の反応
両性酸化物ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸と弱塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnO酸化スズ(II)1
ブレンステッド塩基
塩基性酸化物
弱塩基性酸化物
両性酸化物
HIヨウ化水素2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnI2ヨウ化スズ(II)1
共役塩基
強酸と弱塩基の塩
H2O1
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化スズ(II)ヨウ化水素の反応
SnO結晶性固体 + 2HI気体
SnI2結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−196.5
1 mol あたり
−196.5
1 mol あたり
−98.25
1 mol あたり
−196.5
1 mol あたり
−196.5

水溶液における変化

酸化スズ(II)ヨウ化水素の反応
SnO結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
SnI2結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−33.2
1 mol あたり
−33.2
1 mol あたり
−16.6
1 mol あたり
−33.2
1 mol あたり
−33.2

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnO (cr)-285.8[1]-256.9[1]56.5[1]44.31[1]
SnO (g)15.1[1]-8.4[1]232.11[1]31.59[1]
HI (g)26.48[1]1.70[1]206.594[1]29.158[1]
HI (ai)-55.19[1]-51.57[1]111.3[1]-142.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnI2 (cr)-143.5[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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