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2H+ + S2− → H2S

水素イオン硫化物イオンの反応
2H+水素イオン + S2−硫化物イオン
H2S硫化水素

水素イオン硫化物イオンが反応すると,硫化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

水素イオン硫化物イオンの反応
2H+水素イオン + S2−硫化物イオン
H2S硫化水素

一般反応式

陽イオンと陰イオンの反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
生成物ルイス共役体 + (H2O)
水素イオンと陰イオンの反応
H+ルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
/酸性塩イオンルイス共役体 + (H2O)

各原子の酸化数

水素イオン硫化物イオンの反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H+水素イオン2
ルイス酸
陽イオン
水素イオン
S2−硫化物イオン1
ルイス塩基
陰イオン

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素1
ルイス共役体

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

水素イオン硫化物イオンの反応
ΔrG−119.4 kJ/mol
K8.28 × 1020
pK−20.92
2H+水溶液 (非解離状態) + S2−水溶液 (非解離状態)
H2S気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−53.7−119.4220.4
水素イオン
1 mol あたり
−26.9−59.70110.2
硫化物イオン
1 mol あたり
−53.7−119.4220.4
1 mol あたり
−53.7−119.4220.4

標準状態における変化 (2)

水素イオン硫化物イオンの反応
ΔrG−113.6 kJ/mol
K7.98 × 1019
pK−19.90
2H+水溶液 (非解離状態) + S2−水溶液 (非解離状態)
H2S水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−72.8−113.6136
水素イオン
1 mol あたり
−36.4−56.8068.0
硫化物イオン
1 mol あたり
−72.8−113.6136
1 mol あたり
−72.8−113.6136

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H+ (g)1536.202[1]
H+ (ao)0[1]0[1]0[1]0[1]
S2− (ao)33.1[1]85.8[1]-14.6[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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