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3H2S + Rb2CO3 🔥→ 2S + Rb2S + 3H2O + C

硫化水素炭酸ルビジウムが反応すると,硫黄硫化ルビジウム炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素3
還元剤
還元性
Rb2CO3炭酸ルビジウム1
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
S硫黄2
酸化生成物
Rb2S硫化ルビジウム1
H2O3
C炭素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

硫化水素炭酸ルビジウムの反応
3H2S気体 + Rb2CO3結晶性固体
🔥
2S結晶性固体斜方硫黄 + Rb2S結晶性固体 + 3H2O液体 + C結晶性固体黒鉛
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−20.3
1 mol あたり
−6.77
1 mol あたり
−20.3
1 mol あたり
−10.2
1 mol あたり
−20.3
1 mol あたり
−6.77
1 mol あたり
−20.3

標準状態における変化 (2)

硫化水素炭酸ルビジウムの反応
3H2S気体 + Rb2CO3結晶性固体
🔥
2S結晶性固体斜方硫黄 + Rb2S結晶性固体 + 3H2O液体 + C結晶性固体ダイヤモンド
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−18.4
1 mol あたり
−6.13
1 mol あたり
−18.4
1 mol あたり
−9.20
1 mol あたり
−18.4
1 mol あたり
−6.13
1 mol あたり
−18.4

標準状態における変化 (3)

硫化水素炭酸ルビジウムの反応
3H2S気体 + Rb2CO3結晶性固体
🔥
2S結晶性固体単斜硫黄 + Rb2S結晶性固体 + 3H2O液体 + C結晶性固体黒鉛
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−19.6
1 mol あたり
−6.53
1 mol あたり
−19.6
1 mol あたり
−9.80
1 mol あたり
−19.6
1 mol あたり
−6.53
1 mol あたり
−19.6

標準状態における変化 (4)

硫化水素炭酸ルビジウムの反応
3H2S気体 + Rb2CO3結晶性固体
🔥
2S結晶性固体単斜硫黄 + Rb2S結晶性固体 + 3H2O液体 + C結晶性固体ダイヤモンド
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−17.7
1 mol あたり
−5.90
1 mol あたり
−17.7
1 mol あたり
−8.85
1 mol あたり
−17.7
1 mol あたり
−5.90
1 mol あたり
−17.7

水溶液における変化

硫化水素炭酸ルビジウムの反応
ΔrG−14.1 kJ/mol
K2.95 × 102
pK−2.47
3H2S水溶液 (非解離状態) + Rb2CO3水溶液 (解離状態)
🔥
2S結晶性固体斜方硫黄 + Rb2S水溶液 (解離状態) + 3H2O液体 + C結晶性固体黒鉛
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−28.3−14.1−42
1 mol あたり
−9.43−4.70−14
1 mol あたり
−28.3−14.1−42
1 mol あたり
−14.2−7.05−21
1 mol あたり
−28.3−14.1−42
1 mol あたり
−9.43−4.70−14
1 mol あたり
−28.3−14.1−42

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
Rb2CO3 (cr)-1136.0[1]-1051.0[1]181.33[1]117.61[1]
Rb2CO3 (ai)-1179.47[1]-1095.78[1]186.2[1]
Rb2CO3 (cr)
1水和物
-1448.5[1]
Rb2CO3 (cr)
1.5水和物
-1604.5[1]
Rb2CO3 (cr)
3水和物
-2048.1[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
S (cr)
斜方硫黄
0[1]0[1]31.80[1]22.64[1]
S (cr)
単斜硫黄
0.33[1]
S (g)278.805[1]238.250[1]167.821[1]23.673[1]
Rb2S (cr)-360.7[1]
Rb2S (ai)-469.4[1]-482.0[1]228.4[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
C (cr)
黒鉛
0[1]0[1]5.740[1]8.527[1]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[1]2.900[1]2.377[1]6.113[1]
C (g)716.682[1]671.257[1]158.096[1]20.838[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)