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6KClO + 3H2SeO4 → 3K2SeO4 + 2HClO2 + 2Cl2↑ + 2H2O

次亜塩素酸カリウムセレン酸が反応すると,セレン酸カリウム亜塩素酸塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KClO次亜塩素酸カリウム6
自己酸化還元性
H2SeO4セレン酸3

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2SeO4セレン酸カリウム3
HClO2亜塩素酸2
酸化生成物
Cl2塩素2
還元生成物
H2O2

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カリウムセレン酸の反応
6KClO水溶液 (解離状態) + 3H2SeO4結晶性固体
3K2SeO4水溶液 (解離状態) + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + 2Cl2気体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−239.9
−39.98
1 mol あたり
−79.97
−79.97
1 mol あたり
−120.0
1 mol あたり
−120.0
1 mol あたり
−120.0

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カリウムセレン酸の反応
6KClO水溶液 (解離状態) + 3H2SeO4結晶性固体
3K2SeO4水溶液 (解離状態) + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + 2Cl2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−286.7
−47.78
1 mol あたり
−95.57
−95.57
1 mol あたり
−143.3
1 mol あたり
−143.3
1 mol あたり
−143.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
H2SeO4 (cr)-530.1[1]
H2SeO4 (cr)
1水和物
-840.6[1]
H2SeO4 (l)
1水和物
-820.5[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2SeO4 (cr)-1110.02[1]-1002.8[1]222[1]
K2SeO4 (ai)-1103.7[1]-1007.9[1]259.0[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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