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Sn + 2AgOH → Sn(OH)2 + 2Ag

スズ水酸化銀(I)の反応
Snスズ + 2AgOH水酸化銀(I)
Sn(OH)2水酸化スズ(II) + 2Ag

スズ水酸化銀(I)が反応すると,水酸化スズ(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

スズ水酸化銀(I)の反応
Snスズ + 2AgOH水酸化銀(I)
Sn(OH)2水酸化スズ(II) + 2Ag

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

スズ水酸化銀(I)の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Snスズ1
還元剤
還元性
AgOH水酸化銀(I)2
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Sn(OH)2水酸化スズ(II)1
酸化生成物
Ag2
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

スズ水酸化銀(I)の反応
ΔrG−331.3 kJ/mol
K1.10 × 1058
pK−58.04
Sn結晶性固体白色スズ + 2AgOH水溶液 (解離状態)
Sn(OH)2結晶性固体沈殿物 + 2Ag結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−312.3−331.365
1 mol あたり
−312.3−331.365
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−156.2−165.733
1 mol あたり
−312.3−331.365
1 mol あたり
−156.2−165.733

水溶液における変化 (2)

スズ水酸化銀(I)の反応
ΔrG−307.6 kJ/mol
K7.75 × 1053
pK−53.89
Sn結晶性固体白色スズ + 2AgOH水溶液 (非解離状態)
Sn(OH)2結晶性固体沈殿物 + 2Ag結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−307.6
1 mol あたり
−307.6
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−153.8
1 mol あたり
−307.6
1 mol あたり
−153.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Sn (cr)
白色スズ
0[1]0[1]51.55[1]26.99[1]
Sn (cr)
灰色スズ
-2.09[1]0.13[1]44.14[1]25.77[1]
Sn (g)302.1[1]267.3[1]168.486[1]21.259[1]
AgOH (ai)-124.415[1]-80.137[1]61.92[1]-126.8[1]
AgOH (ao)-92.0[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Sn(OH)2 (cr)
沈殿物
-561.1[1]-491.6[1]155[1]
Ag (cr)0[1]0[1]42.55[1]25.351[1]
Ag (g)284.55[1]245.65[1]172.997[1]20.786[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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