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3NO2 + 2AgOH → 2AgNO3 + NO + H2O

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応

二酸化窒素水酸化銀(I)が反応すると,硝酸銀(I)一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応

一般反応式

自己酸化還元性化学種と塩基の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 塩基非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO2二酸化窒素3
自己酸化還元性
AgOH水酸化銀(I)2
塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgNO3硝酸銀(I)2
酸化生成物
NO一酸化窒素1
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応
ΔrG−212.56 kJ/mol
K1.73 × 1037
pK−37.24
3NO2気体 + 2AgOH水溶液 (解離状態)
2AgNO3水溶液 (解離状態) + NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−249.89−212.56−124.9117.3
1 mol あたり
−83.297−70.853−41.6339.10
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−124.94−106.28−62.4558.65
1 mol あたり
−124.94−106.28−62.4558.65
1 mol あたり
−249.89−212.56−124.9117.3
1 mol あたり
−249.89−212.56−124.9117.3

水溶液における変化 (2)

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応
ΔrG−209.22 kJ/mol
K4.51 × 1036
pK−36.65
3NO2気体 + 2AgOH水溶液 (解離状態)
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−209.22
1 mol あたり
−69.740
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−104.61
1 mol あたり
−104.61
1 mol あたり
−209.22
1 mol あたり
−209.22

水溶液における変化 (3)

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応
ΔrG−188.8 kJ/mol
K1.19 × 1033
pK−33.08
3NO2気体 + 2AgOH水溶液 (非解離状態)
2AgNO3水溶液 (解離状態) + NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−188.8
1 mol あたり
−62.93
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−94.40
1 mol あたり
−94.40
1 mol あたり
−188.8
1 mol あたり
−188.8

水溶液における変化 (4)

二酸化窒素水酸化銀(I)の反応
ΔrG−185.5 kJ/mol
K3.15 × 1032
pK−32.50
3NO2気体 + 2AgOH水溶液 (非解離状態)
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−185.5
1 mol あたり
−61.83
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−92.75
1 mol あたり
−92.75
1 mol あたり
−185.5
1 mol あたり
−185.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO2 (g)33.18[1]51.31[1]240.06[1]37.20[1]
AgOH (ai)-124.415[1]-80.137[1]61.92[1]-126.8[1]
AgOH (ao)-92.0[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgNO3 (cr)-124.39[1]-33.41[1]140.92[1]93.05[1]
AgNO3 (ai)-101.80[1]-34.16[1]219.2[1]-64.9[1]
AgNO3 (ao)-32.49[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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