[Ag(SCN)4]3− → [Ag(SCN)2]− + 2SCN−
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- テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオンの電離
- [Ag(SCN)4]3−テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオン[Ag(SCN)2]−ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオン + 2SCN−チオシアン酸イオン⟶
テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオンが電離すると，ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオンとチオシアン酸イオンが生成します（その他の反応はこちら）。この反応は酸塩基反応で，
に分類されます。目次
化学反応情報
化学反応式
- テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオンの電離
- [Ag(SCN)4]3−テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオン[Ag(SCN)2]−ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオン + 2SCN−チオシアン酸イオン⟶
一般反応式
各原子の酸化数
- テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオンの電離
反応物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(SCN)4]3− | テトラキス(チオシアナト)銀(I)酸イオン | 1 | – | 多原子イオン |
生成物
| 化学式 | 名称 | 係数 | 分類 | 一般反応式に おける分類 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(SCN)2]− | ビス(チオシアナト)銀(I)酸イオン | 1 | – | 陰イオン |
| SCN− | チオシアン酸イオン | 2 | – | 陰イオン |
熱力学的変化
反応物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(SCN)4]3− | – | – | – | – |
生成物の熱力学データ
| 化学式 | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| [Ag(SCN)2]− | – | – | – | – |
| SCN− (ao) | 76.44[1] | 92.71[1] | 144.3[1] | -40.2[1] |
* (ao):水溶液 (非解離状態)
参考文献
参考文献一覧
- 1Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)