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3C + Cl2O7 🔥→ 2ClO2↑ + 3CO↑

炭素七酸化二塩素が反応すると,二酸化塩素一酸化炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
C炭素3
還元剤
還元性
還元性非金属
Cl2O7七酸化二塩素1
酸化剤
酸化性
酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
ClO2二酸化塩素2
還元生成物
酸化物
CO一酸化炭素3
酸化生成物
酸化物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

炭素七酸化二塩素の反応
3C結晶性固体黒鉛 + Cl2O7液体
🔥
2ClO2気体 + 3CO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−364.7
1 mol あたり
−121.6
1 mol あたり
−364.7
1 mol あたり
−182.3
1 mol あたり
−121.6

標準状態における変化 (2)

炭素七酸化二塩素の反応
3C結晶性固体ダイヤモンド + Cl2O7液体
🔥
2ClO2気体 + 3CO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−370.4
1 mol あたり
−123.5
1 mol あたり
−370.4
1 mol あたり
−185.2
1 mol あたり
−123.5

水溶液における変化 (1)

炭素七酸化二塩素の反応
3C結晶性固体黒鉛 + Cl2O7液体
🔥
2ClO2気体 + 3CO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−364.7
1 mol あたり
−121.6
1 mol あたり
−364.7
1 mol あたり
−182.3
1 mol あたり
−121.6

水溶液における変化 (2)

炭素七酸化二塩素の反応
3C結晶性固体黒鉛 + Cl2O7液体
🔥
2ClO2気体 + 3CO水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−396.0
1 mol あたり
−132.0
1 mol あたり
−396.0
1 mol あたり
−198.0
1 mol あたり
−132.0

水溶液における変化 (3)

炭素七酸化二塩素の反応
3C結晶性固体黒鉛 + Cl2O7液体
🔥
2ClO2水溶液 (非解離状態) + 3CO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−419.9
1 mol あたり
−140.0
1 mol あたり
−419.9
1 mol あたり
−209.9
1 mol あたり
−140.0

水溶液における変化 (4)

炭素七酸化二塩素の反応
3C結晶性固体黒鉛 + Cl2O7液体
🔥
2ClO2水溶液 (非解離状態) + 3CO水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−451.2
1 mol あたり
−150.4
1 mol あたり
−451.2
1 mol あたり
−225.6
1 mol あたり
−150.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
C (cr)
黒鉛
0[1]0[1]5.740[1]8.527[1]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[1]2.900[1]2.377[1]6.113[1]
C (g)716.682[1]671.257[1]158.096[1]20.838[1]
Cl2O7 (l)238.1[1]
Cl2O7 (g)272.0[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
ClO2 (g)102.5[1]120.5[1]256.84[1]41.97[1]
ClO2 (ao)74.9[1]120.1[1]164.8[1]
CO (g)-110.525[1]-137.168[1]197.674[1]29.142[1]
CO (ao)-120.96[1]-119.90[1]104.6[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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