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K2O + CO2 → K2CO3

酸化カリウム二酸化炭素が反応すると,炭酸カリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2O酸化カリウム1
ルイス塩基
塩基性酸化物
強塩基性酸化物
CO2二酸化炭素1
ルイス酸
酸性酸化物
弱酸性酸化物

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CO3炭酸カリウム1
ルイス共役体
オキソ酸塩
弱酸と強塩基の塩

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化カリウム二酸化炭素の反応
ΔrG−347.0 kJ/mol
K6.19 × 1060
pK−60.79
K2O結晶性固体 + CO2気体
K2CO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−396.0−347.0−152.3−6.4
1 mol あたり
−396.0−347.0−152.3−6.4
1 mol あたり
−396.0−347.0−152.3−6.4
1 mol あたり
−396.0−347.0−152.3−6.4

水溶液における変化

酸化カリウム二酸化炭素の反応
ΔrG−386.3 kJ/mol
K4.75 × 1067
pK−67.68
K2O結晶性固体 + CO2水溶液 (非解離状態)
K2CO3水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−406.6−386.3−63.6
1 mol あたり
−406.6−386.3−63.6
1 mol あたり
−406.6−386.3−63.6
1 mol あたり
−406.6−386.3−63.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2O (cr)-361.5[1]-322.1[2]94.1[2]83.7[2]
K2O (g)-63[1]
CO2 (g)-393.509[1]-394.359[1]213.74[1]37.11[1]
CO2 (ao)-413.80[1]-385.98[1]117.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CO3 (cr)-1151.02[1]-1063.5[1]155.52[1]114.43[1]
K2CO3 (ai)-1181.90[1]-1094.36[1]148.1[1]
K2CO3 (cr)
1.5水和物
-1609.2[1]-1432.5[1]203.3[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education