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2HCN ⚡→ N2↑ + 2C + H2

シアン化水素を電気分解すると,窒素炭素水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

液体物質の電気分解
液体自己酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

シアン化水素の電気分解

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCNシアン化水素2
自己酸化還元剤
液体

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2窒素1
酸化生成物
C炭素2
還元生成物
H2水素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

シアン化水素の電気分解
ΔrG−249.94 kJ/mol
K6.13 × 1043
pK−43.79
2HCN液体
N2気体 + 2C結晶性固体黒鉛 + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−217.74−249.94108.09−66.26
1 mol あたり
−108.87−124.9754.045−33.13
1 mol あたり
−217.74−249.94108.09−66.26
1 mol あたり
−108.87−124.9754.045−33.13
1 mol あたり
−217.74−249.94108.09−66.26

標準状態における変化 (2)

シアン化水素の電気分解
ΔrG−244.14 kJ/mol
K5.91 × 1042
pK−42.77
2HCN液体
N2気体 + 2C結晶性固体ダイヤモンド + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−213.95−244.14101.37−71.09
1 mol あたり
−106.97−122.0750.685−35.55
1 mol あたり
−213.95−244.14101.37−71.09
1 mol あたり
−106.97−122.0750.685−35.55
1 mol あたり
−213.95−244.14101.37−71.09

水溶液における変化 (1)

シアン化水素の電気分解
ΔrG−344.8 kJ/mol
K2.55 × 1060
pK−60.41
2HCN水溶液 (解離状態)
N2気体 + 2C結晶性固体黒鉛 + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−301.2−344.8145.6
1 mol あたり
−150.6−172.472.80
1 mol あたり
−301.2−344.8145.6
1 mol あたり
−150.6−172.472.80
1 mol あたり
−301.2−344.8145.6

水溶液における変化 (2)

シアン化水素の電気分解
ΔrG−327.2 kJ/mol
K2.10 × 1057
pK−57.32
2HCN水溶液 (解離状態)
N2気体 + 2C結晶性固体黒鉛 + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−305.4−327.2592
1 mol あたり
−152.7−163.6296
1 mol あたり
−305.4−327.2592
1 mol あたり
−152.7−163.6296
1 mol あたり
−305.4−327.2592

水溶液における変化 (3)

シアン化水素の電気分解
ΔrG−239.4 kJ/mol
K8.73 × 1041
pK−41.94
2HCN水溶液 (非解離状態)
N2気体 + 2C結晶性固体黒鉛 + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−214.2−239.484.4
1 mol あたり
−107.1−119.742.2
1 mol あたり
−214.2−239.484.4
1 mol あたり
−107.1−119.742.2
1 mol あたり
−214.2−239.484.4

水溶液における変化 (4)

シアン化水素の電気分解
ΔrG−221.8 kJ/mol
K7.21 × 1038
pK−38.86
2HCN水溶液 (非解離状態)
N2気体 + 2C結晶性固体黒鉛 + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−218.4−221.8531
1 mol あたり
−109.2−110.9266
1 mol あたり
−218.4−221.8531
1 mol あたり
−109.2−110.9266
1 mol あたり
−218.4−221.8531

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCN (l)108.87[1]124.97[1]112.84[1]70.63[1]
HCN (g)135.1[1]124.7[1]201.78[1]35.86[1]
HCN (ai)150.6[1]172.4[1]94.1[1]
HCN (ao)107.1[1]119.7[1]124.7[1]
* (l):液体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
C (cr)
黒鉛
0[1]0[1]5.740[1]8.527[1]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[1]2.900[1]2.377[1]6.113[1]
C (g)716.682[1]671.257[1]158.096[1]20.838[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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