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2NaNO2 + 2HSCN 🔥→ 2NaSCN + N2O3↑ + H2O

亜硝酸ナトリウムチオシアン酸が反応すると,チオシアン酸ナトリウム三酸化二窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaNO2亜硝酸ナトリウム2
ブレンステッド塩基
揮発性の酸の塩
HSCNチオシアン酸2
ブレンステッド酸
不揮発性の酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaSCNチオシアン酸ナトリウム2
共役塩基
不揮発性の酸の塩
N2O3三酸化二窒素1
揮発性酸性酸化物
H2O1
共役酸

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

亜硝酸ナトリウムチオシアン酸の反応
ΔrG−33.2 kJ/mol
K6.55 × 105
pK−5.82
2NaNO2水溶液 (解離状態) + 2HSCN水溶液 (解離状態)
🔥
2NaSCN水溶液 (解離状態) + N2O3気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
7.3−33.2136.2335.9
3.6−16.668.10167.9
1 mol あたり
3.6−16.668.10167.9
3.6−16.668.10167.9
1 mol あたり
7.3−33.2136.2335.9
1 mol あたり
7.3−33.2136.2335.9

水溶液における変化 (2)

亜硝酸ナトリウムチオシアン酸の反応
ΔrG−42.9 kJ/mol
K3.28 × 107
pK−7.52
2NaNO2水溶液 (解離状態) + 2HSCN水溶液 (非解離状態)
🔥
2NaSCN水溶液 (解離状態) + N2O3気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−42.9
−21.4
1 mol あたり
−21.4
−21.4
1 mol あたり
−42.9
1 mol あたり
−42.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaNO2 (cr)-358.65[1]-284.55[1]103.8[1]
NaNO2 (ai)-344.8[1]-294.1[1]182.0[1]-51.0[1]
HSCN (ai)76.44[1]92.71[1]144.3[1]-40.2[1]
HSCN (ao)97.56[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaSCN (cr)-170.50[1]
NaSCN (ai)-163.68[1]-169.18[1]203.3[1]6.3[1]
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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