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2K + 2HNO2 → 2KNO2 + H2

カリウム亜硝酸が反応すると,亜硝酸カリウム水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
活性金属と酸の反応
活性金属還元剤 + 酸化剤
酸化生成物 + H2還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Kカリウム2
還元剤
還元性
活性金属
HNO2亜硝酸2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KNO2亜硝酸カリウム2
酸化生成物
H2水素1
還元生成物
水素

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

カリウム亜硝酸の反応
ΔrG−529.6 kJ/mol
K6.05 × 1092
pK−92.78
2K結晶性固体 + 2HNO2水溶液 (非解離状態)
2KNO2水溶液 (解離状態) + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−475.4−529.6182.1
1 mol あたり
−237.7−264.891.05
1 mol あたり
−237.7−264.891.05
1 mol あたり
−237.7−264.891.05
1 mol あたり
−475.4−529.6182.1

標準状態における変化 (2)

カリウム亜硝酸の反応
ΔrG−512.0 kJ/mol
K4.99 × 1089
pK−89.70
2K結晶性固体 + 2HNO2水溶液 (非解離状態)
2KNO2水溶液 (解離状態) + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−479.6−512.0628
1 mol あたり
−239.8−256.0314
1 mol あたり
−239.8−256.0314
1 mol あたり
−239.8−256.0314
1 mol あたり
−479.6−512.0628

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K (cr)0[1]0[1]64.18[1]29.58[1]
K (g)89.24[1]60.59[1]160.336[1]20.786[1]
HNO2 (g)
シス体
-77.99[1]-42.94[1]248.76[1]44.77[1]
HNO2 (g)
トランス体
-80.12[1]-45.24[1]249.22[1]46.07[1]
HNO2 (g)-79.5[1]-46.0[1]254.1[1]45.6[1]
HNO2 (ao)-119.2[1]-50.6[1]135.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KNO2 (cr)
rhombic
-369.82[1]-306.55[1]152.09[1]107.40[1]
KNO2 (ai)-356.9[1]-315.4[1]225.5[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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