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H2S + 4N2O3 → SO3 + 8NO + H2O

硫化水素三酸化二窒素が反応すると,三酸化硫黄一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素1
還元剤
還元性
N2O3三酸化二窒素4
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SO3三酸化硫黄1
酸化生成物
NO一酸化窒素8
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素三酸化二窒素の反応
ΔrG−442.76 kJ/mol
K3.70 × 1077
pK−77.57
H2S気体 + 4N2O3気体
SO3液体 + 8NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−319.12−442.76414.9
1 mol あたり
−319.12−442.76414.9
1 mol あたり
−79.780−110.69103.7
1 mol あたり
−319.12−442.76414.9
1 mol あたり
−39.890−55.34551.86
1 mol あたり
−319.12−442.76414.9

水溶液における変化

硫化水素三酸化二窒素の反応
H2S水溶液 (非解離状態) + 4N2O3液体
SO3結晶性固体β + 8NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−179.8
1 mol あたり
−179.8
1 mol あたり
−44.95
1 mol あたり
−179.8
1 mol あたり
−22.48
1 mol あたり
−179.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SO3 (cr)
β
-454.51[1]-374.21[1]70.7[1]
SO3 (l)-441.04[1]-373.75[1]113.8[1]
SO3 (g)-395.72[1]-371.06[1]256.76[1]50.67[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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