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2N2O3 🔥|🕒→ 2N2 + 3O2

三酸化二窒素が分解すると,窒素酸素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
自発分解 (酸化還元反応)
自発分解性物質自己酸化還元剤
🕒
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O3三酸化二窒素2
自己酸化還元剤
熱分解性
自発分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2窒素2
還元生成物
O2酸素3
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

三酸化二窒素の分解
ΔrG−278.92 kJ/mol
K7.32 × 1048
pK−48.86
2N2O3気体
🔥|🕒
2N2気体 + 3O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−167.44−278.92374.0715.10
1 mol あたり
−83.720−139.46187.037.550
1 mol あたり
−83.720−139.46187.037.550
1 mol あたり
−55.813−92.973124.695.033

水溶液における変化 (1)

三酸化二窒素の分解
2N2O3液体
🔥|🕒
2N2気体 + 3O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−100.58
1 mol あたり
−50.290
1 mol あたり
−50.290
1 mol あたり
−33.527

水溶液における変化 (2)

三酸化二窒素の分解
2N2O3液体
🔥|🕒
2N2気体 + 3O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−135.7
1 mol あたり
−67.85
1 mol あたり
−67.85
1 mol あたり
−45.23

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
* (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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