You-iggy

2NH4F + 3O2 → 2HNO2 + 2H2O + 2HF

フッ化アンモニウム酸素が反応すると,亜硝酸フッ化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4Fフッ化アンモニウム2
還元剤
還元性
O2酸素3
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HNO2亜硝酸2
酸化還元生成物
H2O2
還元生成物
HFフッ化水素2

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

フッ化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−454.9 kJ/mol
K4.95 × 1079
pK−79.70
2NH4F水溶液 (解離状態) + 3O2水溶液 (非解離状態)
2HNO2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体 + 2HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−386.9−454.9226.7
−193.4−227.4113.3
1 mol あたり
−129.0−151.675.57
1 mol あたり
−193.4−227.4113.3
1 mol あたり
−193.4−227.4113.3
1 mol あたり
−193.4−227.4113.3

標準状態における変化 (2)

フッ化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−502.1 kJ/mol
K9.21 × 1087
pK−87.96
2NH4F水溶液 (解離状態) + 3O2水溶液 (非解離状態)
2HNO2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体 + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−484.8−502.156.5
−242.4−251.128.3
1 mol あたり
−161.6−167.418.8
1 mol あたり
−242.4−251.128.3
1 mol あたり
−242.4−251.128.3
1 mol あたり
−242.4−251.128.3

標準状態における変化 (3)

フッ化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−466.1 kJ/mol
K4.54 × 1081
pK−81.66
2NH4F水溶液 (解離状態) + 3O2水溶液 (非解離状態)
2HNO2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体 + 2HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−509.9−466.1−148.5
−254.9−233.1−74.25
1 mol あたり
−170.0−155.4−49.50
1 mol あたり
−254.9−233.1−74.25
1 mol あたり
−254.9−233.1−74.25
1 mol あたり
−254.9−233.1−74.25

標準状態における変化 (4)

フッ化アンモニウム酸素の反応
ΔrG−502.1 kJ/mol
K9.21 × 1087
pK−87.96
2NH4F水溶液 (解離状態) + 3O2水溶液 (非解離状態)
2HNO2水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体 + 2HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−484.8−502.156.5
−242.4−251.128.3
1 mol あたり
−161.6−167.418.8
1 mol あたり
−242.4−251.128.3
1 mol あたり
−242.4−251.128.3
1 mol あたり
−242.4−251.128.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4F (cr)-463.96[1]-348.68[1]71.96[1]65.27[1]
NH4F (ai)-465.14[1]-358.09[1]99.6[1]-26.8[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HNO2 (g)
シス体
-77.99[1]-42.94[1]248.76[1]44.77[1]
HNO2 (g)
トランス体
-80.12[1]-45.24[1]249.22[1]46.07[1]
HNO2 (g)-79.5[1]-46.0[1]254.1[1]45.6[1]
HNO2 (ao)-119.2[1]-50.6[1]135.6[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)