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2NH4ClO4 🔥→ 2HNO2 + Cl2O↑ + 3H2O

過塩素酸アンモニウムが分解すると,亜硝酸一酸化二塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4ClO4過塩素酸アンモニウム2
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HNO2亜硝酸2
酸化生成物
Cl2O一酸化二塩素1
還元生成物
H2O3

熱力学的変化

標準状態における変化

過塩素酸アンモニウムの分解
ΔrG−539.0 kJ/mol
K2.68 × 1094
pK−94.43
2NH4ClO4水溶液 (解離状態)
🔥
2HNO2水溶液 (非解離状態) + Cl2O気体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−491.9−539.0156.3
−245.9−269.578.15
1 mol あたり
−245.9−269.578.15
1 mol あたり
−491.9−539.0156.3
1 mol あたり
−164.0−179.752.10

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4ClO4 (cr)-295.31[1]-88.75[1]186.2[1]
NH4ClO4 (ai)-261.83[1]-87.83[1]295.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HNO2 (g)
シス体
-77.99[1]-42.94[1]248.76[1]44.77[1]
HNO2 (g)
トランス体
-80.12[1]-45.24[1]249.22[1]46.07[1]
HNO2 (g)-79.5[1]-46.0[1]254.1[1]45.6[1]
HNO2 (ao)-119.2[1]-50.6[1]135.6[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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