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2NH4ClO4 🔥→ 2NO2↑ + 2HClO2 + 3H2

過塩素酸アンモニウムが分解すると,二酸化窒素亜塩素酸水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4ClO4過塩素酸アンモニウム2
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO2二酸化窒素2
酸化生成物
HClO2亜塩素酸2
還元生成物
H2水素3
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

過塩素酸アンモニウムの分解
ΔrG290.1 kJ/mol
K0.15 × 10−50
pK50.82
2NH4ClO4水溶液 (解離状態)
🔥
2NO2気体 + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + 3H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
486.2290.1658.0
243.1145.1329.0
1 mol あたり
243.1145.1329.0
1 mol あたり
243.1145.1329.0
1 mol あたり
162.196.70219.3

標準状態における変化 (2)

過塩素酸アンモニウムの分解
ΔrG342.9 kJ/mol
K0.84 × 10−60
pK60.07
2NH4ClO4水溶液 (解離状態)
🔥
2NO2気体 + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + 3H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
473.6342.91997
236.8171.4998.5
1 mol あたり
236.8171.4998.5
1 mol あたり
236.8171.4998.5
1 mol あたり
157.9114.3665.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4ClO4 (cr)-295.31[1]-88.75[1]186.2[1]
NH4ClO4 (ai)-261.83[1]-87.83[1]295.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO2 (g)33.18[1]51.31[1]240.06[1]37.20[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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