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2NH4ClO4 🔥→ 2NH2OH + 2HClO2 + O2

過塩素酸アンモニウムが分解すると,ヒドロキシルアミン亜塩素酸酸素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4ClO4過塩素酸アンモニウム2
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH2OHヒドロキシルアミン2
酸化生成物
HClO2亜塩素酸2
還元生成物
O2酸素1
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

過塩素酸アンモニウムの分解
2NH4ClO4水溶液 (解離状態)
🔥
2NH2OH水溶液 + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
223.3
111.7
ヒドロキシルアミン
1 mol あたり
111.7
1 mol あたり
111.7
1 mol あたり
223.3

標準状態における変化 (2)

過塩素酸アンモニウムの分解
2NH4ClO4水溶液 (解離状態)
🔥
2NH2OH水溶液 + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
211.6
105.8
ヒドロキシルアミン
1 mol あたり
105.8
1 mol あたり
105.8
1 mol あたり
211.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4ClO4 (cr)-295.31[1]-88.75[1]186.2[1]
NH4ClO4 (ai)-261.83[1]-87.83[1]295.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH2OH (cr)-114.2[1]
NH2OH (aq)-98.3[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (aq):水溶液, (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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