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NH4ClO3 💧⚡→ HNO2 + HCl↑ + H2O

塩素酸アンモニウム水溶液を電気分解すると,亜硝酸塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水≠反応物)
水と混和/水に易溶/水に可溶自己酸化還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

塩素酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4ClO3塩素酸アンモニウム1
自己酸化還元剤
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HNO2亜硝酸1
酸化生成物
HCl塩化水素1
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

塩素酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
ΔrG−295.8 kJ/mol
K6.64 × 1051
pK−51.82
NH4ClO3水溶液 (解離状態)
💧⚡
HNO2水溶液 (非解離状態) + HCl気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−260.9−295.8116.7
−260.9−295.8116.7
1 mol あたり
−260.9−295.8116.7
1 mol あたり
−260.9−295.8116.7
1 mol あたり
−260.9−295.8116.7

水溶液における変化 (2)

塩素酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
ΔrG−331.7 kJ/mol
K1.29 × 1058
pK−58.11
NH4ClO3水溶液 (解離状態)
💧⚡
HNO2水溶液 (非解離状態) + HCl水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−335.7−331.7−13.7
−335.7−331.7−13.7
1 mol あたり
−335.7−331.7−13.7
1 mol あたり
−335.7−331.7−13.7
1 mol あたり
−335.7−331.7−13.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4ClO3 (ai)-236.48[1]-87.26[1]275.7[1]
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HNO2 (g)
シス体
-77.99[1]-42.94[1]248.76[1]44.77[1]
HNO2 (g)
トランス体
-80.12[1]-45.24[1]249.22[1]46.07[1]
HNO2 (g)-79.5[1]-46.0[1]254.1[1]45.6[1]
HNO2 (ao)-119.2[1]-50.6[1]135.6[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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