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2NH4ClO3 💧⚡→ N2H4 + 2HClO2 + H2O2

塩素酸アンモニウム水溶液を電気分解すると,ヒドラジン亜塩素酸過酸化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水≠反応物)
水と混和/水に易溶/水に可溶自己酸化還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

塩素酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH4ClO3塩素酸アンモニウム2
自己酸化還元剤
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2H4ヒドラジン1
酸化生成物
HClO2亜塩素酸2
還元生成物
H2O2過酸化水素1
酸化生成物

熱力学的変化

水溶液における変化

塩素酸アンモニウム水溶液の電気分解 (水≠反応物)
ΔrG180.4 kJ/mol
K0.25 × 10−31
pK31.60
2NH4ClO3水溶液 (解離状態)
💧⚡
N2H4水溶液 (非解離状態) + 2HClO2水溶液 (非解離状態) + H2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
212.3180.4107
106.290.2053.5
1 mol あたり
212.3180.4107
1 mol あたり
106.290.2053.5
1 mol あたり
212.3180.4107

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH4ClO3 (ai)-236.48[1]-87.26[1]275.7[1]
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2H4 (l)50.63[1]149.34[1]121.21[1]98.87[1]
N2H4 (g)95.40[1]159.35[1]238.47[1]49.58[1]
N2H4 (ao)34.31[1]128.1[1]138[1]
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
H2O2 (l)-187.78[1]-120.35[1]109.6[1]89.1[1]
H2O2 (g)-136.31[1]-105.57[1]232.7[1]43.1[1]
H2O2 (ao)-191.17[1]-134.03[1]143.9[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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