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ZnCl2 + (NH4)2S 💧→ ZnS↓ + 2NH4Cl

塩化亜鉛硫化アンモニウムが反応すると,硫化亜鉛塩化アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
ZnCl2塩化亜鉛1
ルイス酸
水に易溶
(NH4)2S硫化アンモニウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
ZnS硫化亜鉛1
ルイス共役体
水に不溶
NH4Cl塩化アンモニウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

塩化亜鉛硫化アンモニウムの反応
ΔrG−140.2 kJ/mol
K3.65 × 1024
pK−24.56
ZnCl2水溶液 (解離状態) + (NH4)2S水溶液 (解離状態)
💧
ZnS結晶性固体 + 2NH4Cl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−85.3−140.2184.6
1 mol あたり
−85.3−140.2184.6
−85.3−140.2184.6
1 mol あたり
−85.3−140.2184.6
−42.6−70.1092.30

水溶液における変化 (2)

塩化亜鉛硫化アンモニウムの反応
ΔrG−146.0 kJ/mol
K3.79 × 1025
pK−25.58
ZnCl2水溶液 (非解離状態) + (NH4)2S水溶液 (解離状態)
💧
ZnS結晶性固体 + 2NH4Cl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−146.0
1 mol あたり
−146.0
−146.0
1 mol あたり
−146.0
−73.00

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
ZnCl2 (cr)-415.05[1]-369.398[1]111.46[1]71.34[1]
ZnCl2 (g)-266.1[1]
ZnCl2 (ai)-488.19[1]-409.50[1]0.8[1]-226[1]
ZnCl2 (ao)-403.7[1]
(NH4)2S (ai)-231.8[1]-72.6[1]212.1[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
ZnS (cr)-205.98[1]-201.29[1]57.7[1]46.0[1]
NH4Cl (cr)-314.43[1]-202.87[1]94.6[1]84.1[1]
NH4Cl (ai)-299.66[1]-210.52[1]169.9[1]-56.5[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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