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2HF + Mg(OH)2 → MgF2 + 2H2O

フッ化水素水酸化マグネシウムが反応すると,フッ化マグネシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸と塩基の反応
ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)(共役酸)
酸と水酸化物塩基の反応
ブレンステッド酸 + 水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + H2O共役酸
弱酸と強塩基の反応
弱酸ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
弱酸と強塩基の塩共役塩基 + (H2O)(共役酸)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HFフッ化水素2
ブレンステッド酸
弱酸
Mg(OH)2水酸化マグネシウム1
ブレンステッド塩基
塩基
水酸化物塩基
強塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgF2フッ化マグネシウム1
共役塩基
弱酸と強塩基の塩
H2O2
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−164.5 kJ/mol
K6.59 × 1028
pK−28.82
2HF気体 + Mg(OH)2結晶性固体
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−228.3−164.5−213.6876.88
1 mol あたり
−114.2−82.25−106.8438.44
−228.3−164.5−213.6876.88
−228.3−164.5−213.6876.88
1 mol あたり
−114.2−82.25−106.8438.44

標準状態における変化 (2)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
2HF気体 + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−232.4
1 mol あたり
−116.2
−232.4
−232.4
1 mol あたり
−116.2

水溶液における変化 (1)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−117.3 kJ/mol
K3.55 × 1020
pK−20.55
2HF水溶液 (非解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−130.4−117.3−43.5
1 mol あたり
−65.20−58.65−21.8
−130.4−117.3−43.5
−130.4−117.3−43.5
1 mol あたり
−65.20−58.65−21.8

水溶液における変化 (2)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
2HF水溶液 (非解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−134.4
1 mol あたり
−67.20
−134.4
−134.4
1 mol あたり
−67.20

水溶液における変化 (3)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−153.4 kJ/mol
K7.49 × 1026
pK−26.87
2HF水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−105.3−153.4161.5348.5
1 mol あたり
−52.65−76.7080.75174.3
−105.3−153.4161.5348.5
−105.3−153.4161.5348.5
1 mol あたり
−52.65−76.7080.75174.3

水溶液における変化 (4)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
2HF水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−109.3
1 mol あたり
−54.65
−109.3
−109.3
1 mol あたり
−54.65

水溶液における変化 (5)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−117.3 kJ/mol
K3.55 × 1020
pK−20.55
2HF水溶液 (非解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−130.4−117.3−43.5
1 mol あたり
−65.20−58.65−21.8
−130.4−117.3−43.5
−130.4−117.3−43.5
1 mol あたり
−65.20−58.65−21.8

水溶液における変化 (6)

フッ化水素水酸化マグネシウムの反応
2HF水溶液 (非解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgF2結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−134.4
1 mol あたり
−67.20
−134.4
−134.4
1 mol あたり
−67.20

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
Mg(OH)2 (cr)-924.54[1]-833.51[1]63.18[1]77.03[1]
Mg(OH)2 (am)
沈殿物
-920.5[1]
Mg(OH)2 (g)-561[1]
Mg(OH)2 (ai)-926.84[1]-769.4[1]-159.4[1]
* (l):液体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgF2 (cr)-1123.4[1]-1070.2[1]57.24[1]61.59[1]
MgF2 (g)-723.8[1]-730.5[1]258.39[1]48.62[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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