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13NaClO + 2Au(OH)3 🔥→ 5NaClO2 + 2Na[AuCl4] + 3Na2O + 3H2O2

次亜塩素酸ナトリウム水酸化金(III)が反応すると,亜塩素酸ナトリウムテトラクロリド金(III)酸ナトリウム酸化ナトリウム過酸化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と塩基の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 塩基非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaClO次亜塩素酸ナトリウム13
自己酸化還元性
Au(OH)3水酸化金(III)2
塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaClO2亜塩素酸ナトリウム5
酸化生成物
Na[AuCl4]テトラクロリド金(III)酸ナトリウム2
還元生成物
Na2O酸化ナトリウム3
H2O2過酸化水素3

熱力学的変化

水溶液における変化

次亜塩素酸ナトリウム水酸化金(III)の反応
ΔrG703.8 kJ/mol
K0.50 × 10−123
pK123.30
13NaClO水溶液 (解離状態) + 2Au(OH)3水溶液 (非解離状態)
🔥
5NaClO2水溶液 (解離状態) + 2Na[AuCl4]水溶液 (解離状態) + 3Na2O結晶性固体 + 3H2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
703.8
54.14
1 mol あたり
351.9
140.8
351.9
1 mol あたり
234.6
1 mol あたり
234.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaClO (ai)-347.3[1]-298.7[1]100[1]
Au(OH)3 (cr)
沈殿物
-424.7[1]-316.92[1]189.5[1]
Au(OH)3 (ao)-283.37[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaClO2 (cr)-307.02[1]
NaClO2 (ai)-306.7[1]-244.7[1]160.2[1]
NaClO2 (cr)
3水和物
-1192.77[1]
Na[AuCl4] (ai)-562.3[1]-497.04[1]325.9[1]
Na2O (cr)-414.22[1]-375.46[1]75.06[1]69.12[1]
Na2O (g)-35.6[1]-52.3[1]261.2[1]55.2[1]
H2O2 (l)-187.78[1]-120.35[1]109.6[1]89.1[1]
H2O2 (g)-136.31[1]-105.57[1]232.7[1]43.1[1]
H2O2 (ao)-191.17[1]-134.03[1]143.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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