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Ca(NO2)2 + Na2S 💧→ CaS↓ + 2NaNO2

亜硝酸カルシウム硫化ナトリウムが反応すると,硫化カルシウム亜硝酸ナトリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(NO2)2亜硝酸カルシウム1
ルイス酸
水に易溶
Na2S硫化ナトリウム1
ルイス塩基
水に可溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaS硫化カルシウム1
ルイス共役体
水に微溶
NaNO2亜硝酸ナトリウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

亜硝酸カルシウム硫化ナトリウムの反応
Ca(NO2)2結晶性固体 + Na2S結晶性固体
💧
CaS結晶性固体 + 2NaNO2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−93.5
−93.5
1 mol あたり
−93.5
1 mol あたり
−93.5
−46.8

水溶液における変化

亜硝酸カルシウム硫化ナトリウムの反応
Ca(NO2)2結晶性固体 + Na2S水溶液 (解離状態)
💧
CaS結晶性固体 + 2NaNO2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
16.7
16.7
1 mol あたり
16.7
1 mol あたり
16.7
8.35

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(NO2)2 (cr)-741.4[1]
Ca(NO2)2 (cr)
4水和物
-1885.7[1]
Na2S (cr)-364.8[1]-349.8[1]83.7[1]
Na2S (ai)-447.3[1]-438.1[1]103.3[1]
Na2S (cr)
4.5水和物
-1725.9[1]
Na2S (cr)
5水和物
-1886.6[1]
Na2S (cr)
9水和物
-3074.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaS (cr)-482.4[1]-477.4[1]56.5[1]47.40[1]
CaS (g)
NaNO2 (cr)-358.65[1]-284.55[1]103.8[1]
NaNO2 (ai)-344.8[1]-294.1[1]182.0[1]-51.0[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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