炭酸マグネシウム
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炭酸マグネシウム（Magnesium carbonate）は，化学式 MgCO3 で表される無機化合物です。
目次
名称
物質名称一覧
命名法
Nomenclature
名称
Name
- 代表的名称
- Typical name
- 炭酸マグネシウム
- Magnesium carbonate
- 組成命名法
- Compositional nomenclature
- 炭酸マグネシウム
- Magnesium carbonate
- 付加命名法
- Additive nomenclature
- トリオキシド炭酸(2−)マグネシウム
- Magnesium trioxidocarbonate(2−)
化学式と構造
化学式一覧
化学式名称
Formula name
化学式
Formula
- 代表的化学式
- Typical formula
- MgCO3
- 組成式
- Compositional formula
- MgCO3
- 構造式
- Structural formula
- 構造式 (共役なし)
- Structural formula with no conjugation
- 電子式 (ルイス構造式)
- Lewis structure
- 電子式 (ルイス構造式, 色付き)
- Colored Lewis structure
物質情報
物質情報一覧
構成要素
構成イオン
イオン Ion | 名称 Name | 電荷数 Charge number | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Mg2+ | マグネシウムイオン | 2 | 1 |
| CO32− | 炭酸イオン | -2 | 1 |
構成原子
原子 Atom | 名称 Name | 酸化数 Oxidation state | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Mg | マグネシウム | +2 | 1 |
| C | 炭素 | +4 | 1 |
| O | 酸素 | −2 | 3 |
原子の比率
原子 Atom | 原子量 Atomic weight | 個数 Number | 原子比率 Atomic ratio | 重量比率 Weight ratio |
|---|---|---|---|---|
| Mg | 24.305 | 1 | 20.00% | 28.83% |
| C | 12.011 | 1 | 20.00% | 14.25% |
| O | 15.999 | 3 | 60.00% | 56.93% |
熱力学的性質
相転移特性
項目
Item
値
Value
標準熱力学特性
溶解度
溶解性
水への溶解度 (g/100 g)[1]
| 25°C |
|---|
| 0.01 |
溶解度曲線 (g/100 g)
製法
酸と塩基の反応
炭酸と水酸化マグネシウムが反応すると，炭酸マグネシウムと水が生成します。
塩基と酸性酸化物の反応
水酸化マグネシウムと二酸化炭素が反応すると，炭酸マグネシウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸の反応
酸化マグネシウムと炭酸が反応すると，炭酸マグネシウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸性酸化物の反応
酸化マグネシウムと二酸化炭素が反応すると，炭酸マグネシウムが生成します。
弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩と強塩基が反応すると，炭酸マグネシウムが生成する場合があります。
沈殿反応
水溶液中でマグネシウムイオンと炭酸イオンが反応すると，炭酸マグネシウムの沈殿が生成します。
分解反応
熱分解性物質が分解すると，炭酸マグネシウムが生成する場合があります。
活性金属と酸の反応
活性金属と酸性酸化物，水の反応
化学反応
電離反応
炭酸マグネシウムが電離すると，マグネシウムイオンと炭酸イオンが生成します。
強酸との反応
炭酸マグネシウムと強酸が反応すると，強酸の塩と炭酸が生成します。
不揮発性の酸との反応
炭酸マグネシウムと不揮発性の酸が反応すると，不揮発性の酸の塩と炭酸が生成します。
酸との反応
炭酸マグネシウムと酸が反応すると，炭酸水素マグネシウムが生成します。
酸性酸化物と水との反応
炭酸マグネシウムと酸性酸化物，水が反応すると，炭酸水素マグネシウムが生成します。
還元性化学種との反応
還元性化学種と炭酸マグネシウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応
被酸化性化学種と炭酸マグネシウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
分解反応
炭酸マグネシウムが分解すると，酸化マグネシウムと二酸化炭素が生成します。
溶融塩電解
炭酸マグネシウムの溶融塩を電気分解すると，種々の生成物が生成します。
参考文献
参考文献一覧
- 1James G. Speight (2017)Lange's Handbook of Chemistry, 17th editionMcGraw Hill Education
- ^ 密度, 3.05 g/cm3 - p.51
- ^ 融点, 990 °C - p.51
- ^ 融解熱, 59 kJ · mol−1 - p.304
- ^ 溶解性, 酸に可溶 - p.51
- ^ 水への溶解度 (g/100 g), 表を参照 - p.51
- 2John R. Rumble Jr, David R. Lide, Thomas J. Bruno (2019)CRC Handbook of Chemistry and Physics 100th EditionCRC Press
- ^ 融解熱, 59 kJ · mol−1 - p.6-158
- 3Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)
