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CoCl2 + Mg(OH)2 → MgCl2 + Co(OH)2

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムが反応すると,塩化マグネシウム水酸化コバルト(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
強塩基の塩共役酸 + 弱塩基共役塩基 + (H2O)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CoCl2塩化コバルト(II)1
ブレンステッド酸
弱塩基の塩
Mg(OH)2水酸化マグネシウム1
ブレンステッド塩基
強塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgCl2塩化マグネシウム1
共役酸
強塩基の塩
Co(OH)2水酸化コバルト(II)1
共役塩基
弱塩基

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG61.4 kJ/mol
K0.18 × 10−10
pK10.76
CoCl2結晶性固体 + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2結晶性固体 + Co(OH)2結晶性固体青色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
61.4
1 mol あたり
61.4
61.4
61.4
61.4

標準状態における変化 (2)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG57.2 kJ/mol
K0.95 × 10−10
pK10.02
CoCl2結晶性固体 + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2結晶性固体 + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
56.057.2−4
1 mol あたり
56.057.2−4
56.057.2−4
56.057.2−4
56.057.2−4

標準状態における変化 (3)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG53.4 kJ/mol
K0.44 × 10−9
pK9.36
CoCl2結晶性固体 + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2結晶性固体 + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物 (熟成)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
53.4
1 mol あたり
53.4
53.4
53.4
53.4

標準状態における変化 (4)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2結晶性固体 + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2結晶性固体 + Co(OH)2結晶性固体青色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり

標準状態における変化 (5)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2結晶性固体 + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2結晶性固体 + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
52.0
1 mol あたり
52.0
52.0
52.0
52.0

標準状態における変化 (6)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2結晶性固体 + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2結晶性固体 + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物 (熟成)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (1)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG11.4 kJ/mol
K0.10 × 10−1
pK2.00
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
11.4
1 mol あたり
11.4
11.4
11.4
11.4

水溶液における変化 (2)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−17.0 kJ/mol
K9.51 × 102
pK−2.98
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2結晶性固体青色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−17.0
1 mol あたり
−17.0
−17.0
−17.0
−17.0

水溶液における変化 (3)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−21.2 kJ/mol
K5.18 × 103
pK−3.71
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−23.8−21.2−9
1 mol あたり
−23.8−21.2−9
−23.8−21.2−9
−23.8−21.2−9
−23.8−21.2−9

水溶液における変化 (4)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
ΔrG−25.0 kJ/mol
K2.40 × 104
pK−4.38
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2結晶性固体
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物 (熟成)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−25.0
1 mol あたり
−25.0
−25.0
−25.0
−25.0

水溶液における変化 (5)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (6)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2結晶性固体青色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (7)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−27.9
1 mol あたり
−27.9
−27.9
−27.9
−27.9

水溶液における変化 (8)

塩化コバルト(II)水酸化マグネシウムの反応
CoCl2水溶液 (解離状態) + Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
MgCl2水溶液 (解離状態) + Co(OH)2結晶性固体桃色沈殿物 (熟成)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CoCl2 (cr)-312.5[1]-269.8[1]109.16[1]78.49[1]
CoCl2 (ai)-392.5[1]-316.7[1]0[1]
CoCl2 (cr)
1水和物
-615[1]
CoCl2 (cr)
2水和物
-923.0[1]-764.7[1]188[1]
CoCl2 (cr)
6水和物
-2115.4[1]-1725.2[1]343[1]
Mg(OH)2 (cr)-924.54[1]-833.51[1]63.18[1]77.03[1]
Mg(OH)2 (am)
沈殿物
-920.5[1]
Mg(OH)2 (g)-561[1]
Mg(OH)2 (ai)-926.84[1]-769.4[1]-159.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (am):非晶質固体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgCl2 (cr)-641.32[1]-591.79[1]89.62[1]71.38[1]
MgCl2 (g)-400.4[1]
MgCl2 (ai)-801.15[1]-717.1[1]-25.1[1]
MgCl2 (cr)
1水和物
-966.63[1]-861.74[1]137.2[1]115.27[1]
MgCl2 (cr)
2水和物
-1279.72[1]-1118.00[1]179.9[1]159.20[1]
MgCl2 (cr)
4水和物
-1898.99[1]-1623.29[1]264.0[1]241.42[1]
MgCl2 (cr)
6水和物
-2499.02[1]-2114.64[1]366.1[1]315.06[1]
Co(OH)2 (cr)
青色沈殿物
-450.1[1]
Co(OH)2 (cr)
桃色沈殿物
-539.7[1]-454.3[1]79[1]
Co(OH)2 (cr)
桃色沈殿物 (熟成)
-458.1[1]
Co(OH)2 (ai)-518.0[1]-369.0[1]-134[1]
Co(OH)2 (ao)-421.7[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)