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2MgSO3 + MnO2 → 2MgSO4 + Mn

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)が反応すると,硫酸マグネシウムマンガンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgSO3亜硫酸マグネシウム2
還元剤
還元性
MnO2酸化マンガン(IV)1
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgSO4硫酸マグネシウム2
酸化生成物
Mnマンガン1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
ΔrG−28.5 kJ/mol
K9.84 × 104
pK−4.99
2MgSO3結晶性固体 + MnO2結晶性固体
2MgSO4結晶性固体 + Mn結晶性固体α
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−33.2−28.5−13.6
−16.6−14.3−6.80
1 mol あたり
−33.2−28.5−13.6
−16.6−14.3−6.80
1 mol あたり
−33.2−28.5−13.6

標準状態における変化 (2)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
2MgSO3結晶性固体 + MnO2結晶性固体
2MgSO4結晶性固体 + Mn結晶性固体β
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−11.3
−5.65
1 mol あたり
−11.3
−5.65
1 mol あたり
−11.3

標準状態における変化 (3)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
ΔrG−27.0 kJ/mol
K5.37 × 104
pK−4.73
2MgSO3結晶性固体 + MnO2結晶性固体
2MgSO4結晶性固体 + Mn結晶性固体γ
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−31.6−27.0−13.2
−15.8−13.5−6.60
1 mol あたり
−31.6−27.0−13.2
−15.8−13.5−6.60
1 mol あたり
−31.6−27.0−13.2

標準状態における変化 (4)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
2MgSO3結晶性固体 + MnO2非晶質固体沈殿物
2MgSO4結晶性固体 + Mn結晶性固体α
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−50.7
−25.4
1 mol あたり
−50.7
−25.4
1 mol あたり
−50.7

標準状態における変化 (5)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
2MgSO3結晶性固体 + MnO2非晶質固体沈殿物
2MgSO4結晶性固体 + Mn結晶性固体β
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

標準状態における変化 (6)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
2MgSO3結晶性固体 + MnO2非晶質固体沈殿物
2MgSO4結晶性固体 + Mn結晶性固体γ
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−49.2
−24.6
1 mol あたり
−49.2
−24.6
1 mol あたり
−49.2

水溶液における変化 (1)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
ΔrG−86.3 kJ/mol
K1.32 × 1015
pK−15.12
2MgSO3結晶性固体 + MnO2結晶性固体
2MgSO4水溶液 (解離状態) + Mn結晶性固体α
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−215.6−86.3−432.8
−107.8−43.1−216.4
1 mol あたり
−215.6−86.3−432.8
−107.8−43.1−216.4
1 mol あたり
−215.6−86.3−432.8

水溶液における変化 (2)

亜硫酸マグネシウム酸化マンガン(IV)の反応
ΔrG−111.7 kJ/mol
K3.71 × 1019
pK−19.57
2MgSO3結晶性固体 + MnO2結晶性固体
2MgSO4水溶液 (非解離状態) + Mn結晶性固体α
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−175.4−111.7−211.0
−87.70−55.85−105.5
1 mol あたり
−175.4−111.7−211.0
−87.70−55.85−105.5
1 mol あたり
−175.4−111.7−211.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgSO3 (cr)-1008.3[1]-923.8[1]87.9[1]
MgSO3 (cr)
3水和物
-1931.8[1]-1674.7[1]209.2[1]
MgSO3 (cr)
6水和物
-2817.5[1]-2385.4[1]322.2[1]
MnO2 (cr)-520.03[1]-465.14[1]53.05[1]54.14[1]
MnO2 (am)
沈殿物
-502.5[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgSO4 (cr)-1284.9[1]-1170.6[1]91.6[1]96.48[1]
MgSO4 (ai)-1376.12[1]-1199.5[1]-118.0[1]
MgSO4 (ao)-1356.0[1]-1212.21[1]-7.1[1]
MgSO4 (cr)
1水和物
-1602.1[1]-1428.7[1]126.4[1]
MgSO4 (am)
1水和物
-1574.9[1]-1404.9[1]138.1[1]
MgSO4 (cr)
2水和物
-1896.2[1]
MgSO4 (cr)
4水和物
-2496.6[1]
MgSO4 (cr)
6水和物
-3087.0[1]-2631.8[1]348.1[1]348.11[1]
MgSO4 (cr)
7水和物
-3388.71[1]-2871.5[1]372[1]
Mn (cr)
α
0[1]0[1]32.01[1]26.32[1]
Mn (cr)
β
34.39[1]26.53[1]
Mn (cr)
γ
1.55[1]1.42[1]32.43[1]27.57[1]
Mn (g)280.7[1]238.5[1]173.70[1]20.79[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態), (am):非晶質固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)