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10Cu + Mn(NO3)2 → 5Cu2O + N2↑ + MnO

硝酸マンガン(II)が反応すると,酸化銅(I)窒素酸化マンガン(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu10
還元剤
被酸化性
Mn(NO3)2硝酸マンガン(II)1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu2O酸化銅(I)5
酸化生成物
N2窒素1
還元生成物
MnO酸化マンガン(II)1

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸マンガン(II)の反応
10Cu結晶性固体 + Mn(NO3)2結晶性固体
5Cu2O結晶性固体 + N2気体 + MnO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−652.0
1 mol あたり
−65.20
1 mol あたり
−652.0
1 mol あたり
−130.4
1 mol あたり
−652.0
1 mol あたり
−652.0

水溶液における変化

硝酸マンガン(II)の反応
ΔrG−642.0 kJ/mol
K2.98 × 10112
pK−112.47
10Cu結晶性固体 + Mn(NO3)2水溶液 (解離状態)
5Cu2O結晶性固体 + N2気体 + MnO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−592.7−642.0168269
1 mol あたり
−59.27−64.2016.826.9
1 mol あたり
−592.7−642.0168269
1 mol あたり
−118.5−128.433.653.8
1 mol あたり
−592.7−642.0168269
1 mol あたり
−592.7−642.0168269

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
Mn(NO3)2 (cr)-576.26[1]
Mn(NO3)2 (ai)-635.5[1]-450.9[1]218[1]-121[1]
Mn(NO3)2 (vit)
6水和物
-2371.9[1]
Mn(NO3)2 (l)
6水和物
-2331.62[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (vit):ガラス状液体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu2O (cr)-168.6[1]-146.0[1]93.14[1]63.64[1]
N2 (g)0[1]0[1]191.61[1]29.125[1]
MnO (cr)-385.22[1]-362.90[1]59.71[1]45.44[1]
MnO (g)124.22[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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