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16FeS + 6KMnO4 → 8Fe2O3 + 7S + 6MnS + 3K2S

硫化鉄(II)過マンガン酸カリウムが反応すると,酸化鉄(III)硫黄硫化マンガン(II)硫化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeS硫化鉄(II)16
還元剤
還元性
KMnO4過マンガン酸カリウム6
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2O3酸化鉄(III)8
酸化生成物
S硫黄7
酸化生成物
MnS硫化マンガン(II)6
還元生成物
K2S硫化カリウム3

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

硫化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−2308.0 kJ/mol
K2.21 × 10404
pK−404.34
16FeS結晶性固体鉄多含磁硫鉄鉱, α + 6KMnO4結晶性固体
8Fe2O3結晶性固体 + 7S結晶性固体斜方硫黄 + 6MnS結晶性固体緑色 + 3K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2397.7−2308.0−289
1 mol あたり
−149.86−144.25−18.1
−399.62−384.67−48.2
1 mol あたり
−299.71−288.50−36.1
1 mol あたり
−342.53−329.71−41.3
1 mol あたり
−399.62−384.67−48.2
1 mol あたり
−799.23−769.33−96.3

標準状態における変化 (2)

硫化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
16FeS結晶性固体鉄多含磁硫鉄鉱, α + 6KMnO4結晶性固体
8Fe2O3結晶性固体 + 7S結晶性固体斜方硫黄 + 6MnS非晶質固体桃色, 沈殿物 + 3K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2395.3
1 mol あたり
−149.71
−399.22
1 mol あたり
−299.41
1 mol あたり
−342.19
1 mol あたり
−399.22
1 mol あたり
−798.43

標準状態における変化 (3)

硫化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
16FeS結晶性固体鉄多含磁硫鉄鉱, α + 6KMnO4結晶性固体
8Fe2O3結晶性固体 + 7S結晶性固体単斜硫黄 + 6MnS結晶性固体緑色 + 3K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2395.4
1 mol あたり
−149.71
−399.23
1 mol あたり
−299.43
1 mol あたり
−342.20
1 mol あたり
−399.23
1 mol あたり
−798.47

標準状態における変化 (4)

硫化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
16FeS結晶性固体鉄多含磁硫鉄鉱, α + 6KMnO4結晶性固体
8Fe2O3結晶性固体 + 7S結晶性固体単斜硫黄 + 6MnS非晶質固体桃色, 沈殿物 + 3K2S結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2393.0
1 mol あたり
−149.56
−398.83
1 mol あたり
−299.13
1 mol あたり
−341.86
1 mol あたり
−398.83
1 mol あたり
−797.67

水溶液における変化

硫化鉄(II)過マンガン酸カリウムの反応
ΔrG−2700.7 kJ/mol
K1.39 × 10473
pK−473.14
16FeS結晶性固体鉄多含磁硫鉄鉱, α + 6KMnO4水溶液 (解離状態)
8Fe2O3結晶性固体 + 7S結晶性固体斜方硫黄 + 6MnS結晶性固体緑色 + 3K2S水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2930.5−2700.7−764.6
1 mol あたり
−183.16−168.79−47.79
−488.42−450.12−127.4
1 mol あたり
−366.31−337.59−95.58
1 mol あたり
−418.64−385.81−109.2
1 mol あたり
−488.42−450.12−127.4
1 mol あたり
−976.83−900.23−254.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeS (cr)
鉄多含磁硫鉄鉱, α
-100.0[1]-100.4[1]60.29[1]50.54[1]
KMnO4 (cr)-837.2[1]-737.6[1]171.71[1]117.57[1]
KMnO4 (ai)-793.8[1]-730.5[1]293.7[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe2O3 (cr)-824.2[1]-742.2[1]87.40[1]103.85[1]
S (cr)
斜方硫黄
0[1]0[1]31.80[1]22.64[1]
S (cr)
単斜硫黄
0.33[1]
S (g)278.805[1]238.250[1]167.821[1]23.673[1]
MnS (cr)
緑色
-214.2[1]-218.4[1]78.2[1]49.96[1]
MnS (am)
桃色, 沈殿物
-213.8[1]
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (am):非晶質固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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