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AlOH2+ + HPO42− → AlPO4↓ + H2O

水酸化アルミニウムイオンリン酸水素イオンの反応
AlOH2+水酸化アルミニウムイオン + HPO42−リン酸水素イオン
AlPO4リン酸アルミニウム + H2O

水酸化アルミニウムイオンリン酸水素イオンが反応すると,リン酸アルミニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

水酸化アルミニウムイオンリン酸水素イオンの反応
AlOH2+水酸化アルミニウムイオン + HPO42−リン酸水素イオン
AlPO4リン酸アルミニウム + H2O

一般反応式

陽イオンと陰イオンの反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
生成物ルイス共役体 + (H2O)
陽イオンと陰イオンの沈殿反応
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + (H2O)

各原子の酸化数

水酸化アルミニウムイオンリン酸水素イオンの反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AlOH2+水酸化アルミニウムイオン1
ルイス酸
陽イオン
HPO42−リン酸水素イオン1
ルイス塩基
陰イオン

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AlPO4リン酸アルミニウム1
ルイス共役体
水に不溶
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

水酸化アルミニウムイオンリン酸水素イオンの反応
ΔrG−71.8 kJ/mol
K3.79 × 1012
pK−12.58
AlOH2+水溶液 (非解離状態) + HPO42−水溶液 (非解離状態)
AlPO4結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−71.8
水酸化アルミニウムイオン
1 mol あたり
−71.8
リン酸水素イオン
1 mol あたり
−71.8
−71.8
1 mol あたり
−71.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AlOH2+ (ao)-694.1[1]
HPO42− (ao)-1292.14[1]-1089.15[1]-33.5[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AlPO4 (cr)-1733.8[1]-1617.9[1]90.79[1]93.18[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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